奥川恒治の会最終公演
2025-09-15 12:36:17

奥川恒治の会が20年目の最終公演『卒都婆小町』を上演!

20年の歴史を締めくくる「奥川恒治の会」最終公演



観世流の能楽師である奥川恒治が主催する「奥川恒治の会」が、いよいよ20年目の最終公演を迎えます。この特別なイベントは、2025年11月24日(月・祝)に東京都新宿区の矢来能楽堂で行われます。公演の目玉は、能楽界の最高モチーフとされる大曲「卒都婆小町」。99歳の小野小町が、若き日の恋に舞い上がる姿やその後の物語を通じて、愛と孤独、人生の深い理解を描いた作品となっています。

20年の集大成


このように長年にわたって能楽界に貢献してきた奥川恒治の最終公演は、まさに集大成とも言えるもの。公演の巻頭では、奥川自身がごあいさつを行い、観客に向けて感謝の言葉を述べます。

プログラム詳細


公演では、特別な場面が用意されています。
  • - 仕舞『笠之段』 石井寛人
  • - 『景清』 中所宜夫
  • - 『山姥』 永島充
  • - 『鵺』 奥川恒成

また、地謡には佐久間二郎、坂真太郎、桑田貴志、中森健之介、金子仁智翔が名を連ね、さらに仕舞『草子洗小町』では観世喜之が出演します。

最後に「卒都婆小町」の上演が行われ、小野小町役を奥川恒治が演じます。旅僧に宝生欣哉、従僧に則久英志が名を連ね、笛や小鼓、大鼓などの楽器も伴奏されます。地謡には観世喜正、中森貫太、鈴木啓吾、永島充、佐久間二郎、奥川恒成、石井寛人、金子仁智翔が出演し、息の合った演奏が期待されています。

公演の魅力


能楽の魅力は、言葉では表しきれませんが、奥川恒治が描く「卒都婆小町」は、孤独と愛の共存を深く伝えてくれるでしょう。観客は、歴史ある舞台での彼の技術と芸の数々を楽しむことができます。この公演は単なるエンターテインメントに留まらず、観客の心に残るメッセージを届けることでしょう。

チケット情報


「卒都婆小町」のチケットは、カンフェティで販売中です。チケットの料金はS席が10,000円、A席が9,000円、B席が7,000円、C席が5,000円と、さまざまな選択肢があります。すでにSS席は完売しているため、早めの予約をおすすめします。

購入方法や特典については、公式サイトやカンフェティのページで確認できます。

奥川恒治のプロフィール


奥川恒治は、能楽観世流の重要なシテ方の準職分を持ち、重要無形文化財の総合指定保持者として評価されています。彼は、国内外で活躍し、観世九皐会の理事としても活動しています。矢来能楽堂を拠点に、定期的な公演を行い、能楽の魅力を広め続けています。

この公演が、奥川恒治にとって特別な意味を持つことでしょう。澄んだ音色と美しい舞に触れることができる最後の機会を、ぜひお見逃しなく!


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