9月1日の防災の日に知っておきたい意識調査結果
災害に対する意識を高めるための「防災の日」である9月1日。株式会社KADOKAWAが運営する子ども向け読書サイト「ヨメルバ」では、ヨメルバ会員を対象に防災に関するアンケート調査を実施しました。今回はその結果をご紹介します。
調査の背景と概要
調査は2025年の7月1日から31日までの期間に行われ、535件の有効回答を得ました。その中には、お子さんがいる家庭からの313件の回答も含まれています。この調査は、自宅での備えや家庭内での防災教育の重要性を認識するための一助とすべく行われました。
調査結果の概要
結果としては、85%以上の人が自宅での備えに不安を感じており、「十分に備えている」と感じる人はわずか5%という驚きの結果が出ました。「ある程度備えているが、まだ足りない」と感じる人は53.5%と過半数を超え、多くの家庭が準備に対して不安を抱えていることが伺えます。さらに、約4割の人は「十分に備えていない」とされていることも示されています。
具体的な不安内容
不十分に感じる備えについて具体的に質問したところ、最も多かったのが「食料・飲料の備蓄」で57.9%、次いで「コンロや簡易トイレなど生活必需品の備蓄」が53.8%、最後に「家具の転倒防止策」が49.4%という結果でした。家庭での災害時の生活を維持するためには、これらの備蓄が不可欠であることが分かりました。
知識の需要と家庭内教育の必要性
調査の中では、災害に備えるために知りたい情報として「備蓄しておくべきものの種類や量」が55%と最も需要が高いことが明らかに。また、「おすすめの防災グッズ」も52.3%の人が関心を寄せており、具体的な備蓄に関する情報へのニーズが高いことが確認されました。
興味深い結果として、家庭内でお子さんへの防災教育が「必要だと思う」と回答した人は94%に達しました。多くの家庭が教育の必要性を強く感じている一方で、実際に行動に移せている家庭は20%未満という現実も浮き彫りになりました。
ヨメルバの取り組み
「ヨメルバ」では、防災に関するさまざまな情報を提供しています。親子向けの防災セットチェックリストの無料配布や、期間限定で地震から「命を守る」参加型絵本『どうぶつポーズであそボウサイ』の全文公開を行っています。これらは子どもたちの防災意識を育むための重要なツールとなるでしょう。
詳細リンク
まとめ
今回の調査を通じて、家庭の備えや子どもへの防災教育が非常に重要なことが改めて示されました。この時期には、避難訓練や防災に関するニュースが増えてきますので、ぜひご家族と共に話し合いを持ち、備えを見直してみることをお勧めします。防災対策は家族の安心を守るための第一歩です。ぜひ、積極的に行動に移しましょう。
ヨメルバについて
「ヨメルバ」は、KADOKAWAが運営するウェブメディアで、子どもや保護者に向けてさまざまな情報を発信しています。その中には読書を促すコンテンツや、家庭での教育、子育てに関する専門家監修の記事などが含まれます。ぜひ訪れてみてください。