忌野清志郎と仲井戸麗市の文通が書籍化
1994年から1997年にかけてロッキング・オン・ジャパンで連載された忌野清志郎さんと仲井戸麗市さんの文通。約30年の時を経て、その全31回が書籍『忌野君と仲井戸君』として刊行されることが決まりました。この本には、1995年に出版された『忌野清志郎画報 生卵』からの若かりし二人の往復書簡「文通 1974-1976」も収められています。特に、この本の表紙や口絵の写真は、1994年に撮影された貴重なもので、二人の親しい関係を感じさせます。
書籍化の背景
この文通集が書籍化されるまでの経緯には、当時の編集部で心を掴まれていた担当者の思いが大きく関わっています。彼は、ロッキング・オン・ジャパンの編集者であった兵庫慎司さんに協力を依頼し、さらには同誌のADだった山本知香子さんに装丁を頼みました。また、連載を担当していた長嶺(林)陽子さんにも校正の手伝いをしてもらっています。こうしたチームの協力を得て、ついに形にすることができました。
購入方法
『忌野君と仲井戸君』は全国の主要書店で購入可能です。また、QANDOのオンラインストアでは先行予約も受け付けています。この書籍は、2025年10月中旬に発売予定で、価格は2,000円(税別)です。発行元は株式会社QANDOで、ISBNは978-4-9914080-7と指定されています。
忌野清志郎と仲井戸麗市の魅力
二人の文通は、当時の音楽シーンや彼らの人間関係を知る上で貴重な資料です。RCサクセションが活動を休止した後の二人の気持ちが描かれたこの文通は、多くのファンにとって感慨深いものとなっています。彼らの言葉には、互いへの思いやりや音楽に対する情熱が溢れており、それが今でも多くの人々の心に響きます。
この書籍が刊行されることによって、当時を知る人はもちろん、新たに興味を持った若い世代にとっても、忌野清志郎と仲井戸麗市の魅力を再発見する良い機会となるでしょう。ぜひ、多くの人に手に取っていただきたい一冊です。
最後に
忌野清志郎と仲井戸麗市の絆が詰まったこの文通集は、彼らの音楽が今なお愛され続けていることを実感させてくれます。二人の言葉の中には、音楽だけでなく人生の深い部分まで語られており、読む人々の心を打つことでしょう。記念すべきこの書籍を通じて、多くの人々が二人の世界に触れ、響き合うことを願っています。