人気作家の寺地はるなが描く最新作『そういえば最近』が、2025年3月19日に全国の書店で発売される。寺地はるなは2024年に大阪ほんま本大賞を受賞した実力派作家であり、ファン待望の新作となるこの作品は、U-NEXTオリジナル書籍として連載していた短編小説を基に、大幅に修正・再構成を施した長編小説である。
物語は、売れっ子作家・匙小路ルイが友人の谷川夫婦の消失について追い続ける中で起こる奇妙な現象を描写。彼の頭の中では、みえるはずのないはずのキャラクターが現れ、物語が進むにつれてその謎が深まっていく。どうやら、谷川夫婦に何が起こったのか、そして彼の抱える「怪奇現象」とはどのようなものなのか。
なお、作品の電子版はU-NEXTでも同日に配信開始され、月額プラン会員の方は「読み放題」で楽しむことができる。この作品の冒頭もU-NEXTオリジナル書籍のnoteアカウントで公開されているので、気になる方はぜひチェックしてほしい。
また、刊行を記念したイベントも盛況に行われる予定だ。具体的には3月29日に水嶋書房ららぽーと門真店でトーク&サイン会が開催され、続いて4月4日にはTSUTAYA BOOKSTOREイノゲート大阪で小説家・望月麻衣をゲストに招いてのトーク&サイン会も予定されている。さらに、大垣書店によるWEBサイン会も開催され、この機会にファンと直接ふれあうことができる絶好のチャンスだ。
寺地はるなは1977年に佐賀県で生まれ、現在は大阪府に在住。本作の発売以外にも、彼女の過去の著作『ビオレタ』『水を縫う』などがいずれも話題となり、様々な賞を受賞している実績もある。新作も期待される中、注目を集める存在だ。
書誌情報としては、寺地はるなの『そういえば最近』は四六判の並製で、240ページのボリュームがある。定価は税込1760円で、ISBNは978-4-911106-33-4。また、装幀を手がけたのは小川恵子、写真は朝倉世界一が撮影している。
U-NEXTは、現在では動画サービスの他に書籍の配信も行っており、総合的なエンターテインメントを提供する存在となっている。興味のある方は公式サイトを訪れると良いだろう。新作の『そういえば最近』の購入を検討するファンや、新たな読書体験を楽しむ人々にとって、2025年春は注目すべき季節となりそうだ。