家守綺譚の魅力
2025-09-18 12:04:09

梨木香歩の名作小説が漫画化!『家守綺譚』の魅力とは

『家守綺譚』:梨木香歩の名作が漫画化!



ファン待望の書籍化が実現した、梨木香歩の小説『家守綺譚』を近藤ようこが漫画化しました。9月25日(木)に発売予定のこの作品は、原作者の梨木香歩さんがその素晴らしい絵に感動し、「行間が、ここまで絵にできるなんて」とコメントしたほど。試し読みとして冒頭2話が公開されており、多くのファンがその世界を先取りしています。

不思議な日常と自然の調和



『家守綺譚』の物語は、明治時代に訪れた文筆家・綿貫征四郎の視点で描かれます。彼は亡き友・高堂の家で「家守」として過ごすことになり、四季折々の草花に囲まれた生活を始めます。庭には白木蓮や都わすれ、そして萩やサザンカなどの植物が咲き誇り、日常の中にさまざまな不思議な出来事が織り交ぜられています。

例えば、綿貫はサルスベリに懸想したり、河童の衣を見つけたり、化狸を助けたりするなど、日常の中で少しずつ異界が垣間見えるシーンが展開されます。これらの出来事は、彼の心の変化や人とのつながり、そして自然との調和を感じさせるものです。季節が巡る中で、秋から冬、そして再び春へと進んでいく様子が描かれ、時の流れを肌で感じることができます。

漫画化のポイント



近藤ようこの独特の画風は、梨木香歩の繊細な文体を見事に可視化しています。彼女が描くキャラクターや背景は、まるで物語に息を吹き込むように生き生きとしており、読者はその世界にすぐに引き込まれることでしょう。特に、植物の持つ力や不思議な出来事を表現したシーンは、視覚的な美しさをもたらし、心を奪います。

出版情報と著者紹介



『家守綺譚(いえもりきたん)』は、上巻が1,870円(税込)、下巻が1,815円(税込)で販売されます。各巻のISBNやURLも公開されており、ファンは発売を心待ちにしています。

  • - タイトル: 家守綺譚(いえもりきたん)上
  • - 発売日: 2025年9月25日
  • - 著者名: 梨木香歩原作/近藤ようこ漫画

梨木香歩さんは、1959年生まれの著名な作家で、多くの作品を手がけており、『丹生都比売』や『冬虫夏草』などが代表作として知られています。一方で、近藤ようこさんは、1957年生まれの漫画家で、『見晴らしガ丘にて』や『水鏡綺譚』など、幅広いジャンルで活躍している作家です。

まとめ



この秋、梨木香歩と近藤ようこが手を組んだ『家守綺譚』は、ただの漫画とは一味違う、文学とビジュアルの融合を楽しめる作品です。試し読みを通じて、一度その魅力を体験してみてはいかがでしょうか。今後の展開にも期待が高まります!


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