文學界2026年4月号が登場
文藝春秋が発行する文芸誌『文學界』の2026年4月号が、2026年3月6日に発売されました。今回は特集として「没後二〇年久世光彦のことば」が組まれ、著名な作家やクリエイターたちによるエッセイや対談が掲載されています。
特集:没後二〇年久世光彦のことば
この特集では、稀に見るドラマ演出家であり、また深く文学に傾倒した久世光彦の言葉に焦点を当てています。久世光彦はその豊かな感性と言葉の力で多くの人々を惹きつけました。特集では、久世朋子さんと道尾秀介さんによる対談「久世文学の三重のフィクション」があり、彼の文学を多角的に考察しています。
さらに、川上弘美さん、日和聡子さん、鴻巣友季子さんなどが寄稿するエッセイには、久世光彦の影響を受けた作品や思い出が詰まっています。また、リレーエッセイ「身体を記す」の最終回には、朝井リョウさんが登場し、彼自身の書くことや身体、そして久世光彦についての独自の視点を提供しています。
小特集:東日本大震災から十五年
小特集として「東日本大震災から十五年」も注目です。この特集では、震災からの復興の道のりや、影響を受けた人々の声が響いてきます。福嶋伸洋さんの創作「三月十六日の雪」をはじめ、鈴木結生さん、小森はるかさん、佐藤厚志さん、村井理子さんらによる多様なエッセイが揃っています。震災の記憶と向き合い、希望を見出そうとする多くの人々の思いが表現されています。
対談と創作の魅力
加えて、又吉直樹さんと岩浪れんじさん、藤野知明さんと白石正明さんの対談も見逃せません。又吉さんは、大阪を舞台にした作品を通じて人間関係や信頼のあり方を描出します。一方、藤野さんと白石さんは、写真というメディアを通じて、出来事の「無かったこと」にせずに記録する重要性について語ります。
さらに充実したコンテンツ
今号には、筒井康隆さんや小野正嗣さん、さらには漫画も掲載されるなど、様々なジャンルの文学作品が揃っています。ロングエッセイや作品論も充実しており、菊間晴子さんによる坂崎かおるの作品論も必読。
文學界2026年4月号は、豊かな文学の世界が詰まった一冊です。特集や対談、エッセイを通じて、さまざまな視点や思考の深さに触れることができるでしょう。文学に興味がある方や、久世光彦の言葉に惹かれた方には特にぴったりの内容です。
書誌情報
- - 書名:『文學界』2026年4月号
- - 発売日:2026年3月6日(金)
- - 判型:A5判
- - 定価:1200円(税込)
- - 詳細はこちらからご確認ください。