舞台『組曲虐殺』が2027年に復活!
2027年、井上ひさしの最後の戯曲である『組曲虐殺』が再び舞台に上がります。初演から小林多喜二の役を演じてきた井上芳雄と、演出家の栗山民也によるこの作品は、プロレタリア文学の旗手・小林多喜二の生涯を描いた感動的な音楽劇です。
井上ひさしの戯曲の魅力
『組曲虐殺』は、井上ひさしが織りなす深いドラマと人間の感情の揺れを表現した作品です。小林多喜二を中心に、彼を取り巻く愛すべき登場人物たちの物語が展開されます。文学の力で社会を変えようとする多喜二の信念が、周囲の人々にどのように影響を与えていくのかが、切なくも美しく描かれています。
注目のキャストと製作陣
舞台は2027年2月6日から2月28日まで、東京・MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000で開催され、井上芳雄が小林多喜二を演じるほか、実姉の佐藤チマに秋山菜津子、恋人の田口瀧子に矢吹奈子、妻の伊藤ふじ子に堀内敬子、そして特高刑事に山崎 一と土屋佑壱が出演します。
音楽は、これまでの作品同様、小曽根真が担当しており、心に残る楽曲で観客を魅了することでしょう。特に「信じて走れ」や「胸の映写機」といった楽曲は、深いメッセージを持ち、観客の感情に訴えかけます。
受賞歴と評価
『組曲虐殺』は、2009年の初演以降、多くの演劇賞を受賞しています。第17回読売演劇大賞で芸術栄誉賞を受賞し、最優秀スタッフ賞や優秀演出家賞も獲得しました。さらに2012年にはオリジナルキャストでの再演が話題となり、ある演劇賞では井上芳雄や高畑淳子の優秀賞を受賞しました。これらの受賞歴が、この作品が持つ確かなクオリティを証明しています。
作品のあらすじ
物語は昭和5年の5月下旬から始まり、昭和8年2月下旬までの2年9ヶ月にわたります。この期間、貧しい人々が苦しむ姿を目の当たりにした小林多喜二が、言葉の力で社会を変えようと奮闘します。しかし、彼の作品は特高警察に目をつけられ、厳しい検閲や逮捕に見舞われます。仲間や家族の支えの中で揺れる多喜二の信念とその周囲で展開する愛情や葛藤が、作品の核心を成しています。
公演情報
東京公演は2027年2月6日から2月28日までの期間、MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000で行われます。チケットは2026年秋に発売開始予定です。多くの舞台作品のファンにとって、この音楽劇は見逃せないイベントとなることでしょう。
詳細情報は、公式HP(
Horipro Stage)を訪れて確認してください。
この舞台は、井上ひさしとその作品の集大成として、新しい世代にも届けられます。舞台『組曲虐殺』によって、多喜二の物語が再び多くの人々の心に響くことでしょう。