『ホラーにふれる展』
2025-10-11 18:46:25

新潟から東京へ!映画美術の世界体験型展示『ホラーにふれる展』レポート

新潟から東京へ!映画美術の世界体験型展示『ホラーにふれる展』レポート



2025年10月11日、東京ソラマチ®5階スペース634にて、話題の展示『ホラーにふれる展-映画美術の世界-』が開幕しました。この展覧会は、日本が誇るホラー映画の美術に焦点を当てたもので、観客がただ見るだけでなく、触れたり撮影したりできる体験型イベントです。

昨年新潟での開催時には、なんと3万2000人以上の来場者を記録し、大盛況でした。その流れを受け、進化した形で東京に姿を現しました。開幕日の朝には長い行列ができ、多くの人々がこの貴重な体験を楽しみに詰めかけました。

絶妙な展示と不穏な雰囲気



会場に足を踏み入れると、昭和の雰囲気が漂います。しかし、その中には不気味な空気があり、首のない地蔵菩薩が出迎えてくれます。一体首はどこに行ってしまったのか?

周囲には苔むした木や廃止されたゴミ集積所。そこには得体の知れないゴミ袋や骨壺が散乱しており、掲示板には「この人を探しています」という張り紙が。会場のどこかに探し人がいるのかもしれません……。

また、各展示には作品の設定や背景、使用されている素材について詳しいキャプションが添えられ、来場者はそれを興味深く読みながら展示を楽しんでいました。作品背後にある職人のこだわりや映画美術ならではの工夫を知ることで、さらに深く楽しむことができました。

撮影できるユニークな展示



特筆すべきは、すべての展示が写真や動画の撮影が可能という点です。中でも特に人気があるのは、まるでホラー映画の中に入り込んだかのような写真が撮れてしまう仕掛けがあります。来場者たちは、作品の裏側に回り込み、ユニークな記念写真を撮影する姿が見受けられました。

例えば、今回の新規展示『マンホールに棲むもの』。精巧に作られたマンホールの下には「何か」が潜んでいて、日常生活に潜む不安を掻き立てます。リアルな造作を楽しむだけでなく、排水溝から手を出して写真を撮る仕掛けもあり、大変好評でした。

触って楽しむ展示



さらに、本展ではすべての展示が「触ってOK」という嬉しい特典があります。さび付いた鉄骨やマンホール、岩など、実際に触れて質感を楽しむことで、作品への理解が深まります。映画セットは通常軽い素材で作られているため、触れることで意外な発見が、多くの来場者に新鮮な驚きを提供していました。

知識を深める美術ノート



また、会場には美術監督が手掛けた過去の作品や制作過程を紹介する「美術ノート」コーナーも設置されています。お化け屋敷や映像作品のセット写真、コンセプトイメージ画などが展示され、ホラー美術に対する理解が深まります。

今後の開催情報



初日から大盛況だった『ホラーにふれる展』。来場者からは、「CGを超えるリアリティに感動した」「触れることができる展示が楽しかった」「ホラーが苦手でも楽しめた」といった様々な声が上がっています。映画美術の精巧さとホラーの不穏な世界観を存分に味わえるこの特別なイベントは、芸術の秋にぴったりです。

『ホラーにふれる展-映画美術の世界-』は、11月9日までの期間限定で東京ソラマチにて開催中です。ぜひこの機会に、ホラー映画の美術を体験してみてはいかがでしょうか。

開催概要


  • - 開催日程: 2025年10月11日(土)~11月9日(日)
  • - 営業時間: 11:00~21:00(最終入場は終了30分前)
  • - 開催場所: 東京ソラマチ®5階 スペース634
  • - 入場料: 大人2,400円、高校生以下1,900円(3歳以下入場無料)
  • - 購入方法: 各種チケットサービスで購入可能。

詳しい情報やチケットの購入は公式サイトをご確認ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

関連リンク

サードペディア百科事典: ホラー 東京ソラマチ 映画美術

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。