Creator’s X資金調達
2025-11-27 05:40:33

AI技術で革新するアニメ制作会社Creator’s Xが19億円調達に成功

株式会社Creator's X(本社:東京都品川区、代表取締役Co-CEO:藤原俊輔・湯浅義朗)は、アニメ制作の新たなる地平を切り開くべく事業を展開しています。この度、同社はシリーズAラウンドにおいて、総額19億円の資金調達を完了したことを発表しました。この資金調達は、グローバル・ブレインをはじめとする投資家からの第三者割当増資、さらにみずほ銀行や三菱UFJ銀行、りそな銀行、商工中金からの借入により実現しました。

この資金は、特に同社が2025年8月に行う予定のアニメ制作会社BENTEN Filmの完全子会社化に必要なM&A費用や、AI開発に力を入れるための資金として使用されます。また、クリエイティブ部門や技術部門における優れた人材の採用も視野に入れており、グループ全体の制作力の強化に努める方針です。

BENTEN Filmは、2025年5月29日付で株式会社ガイナの全株式を取得したことで、同社に属することとなります。この制作スタジオは、TVアニメ『ババンババンバンバンパイア』や『グレンダイザーU』などの実績を有しており、クリエイターの情熱を大切にするCreator's Xのビジョンに強く共感したことから、社名変更を行いました。今後は、吉祥寺に本社を移転し、BENTEN Filmとの密な連携を図る中で、業績の可視化や管理効率の向上を進めていきます。

BENTEN Filmの代表取締役社長である浅尾芳宣氏は、Creator’s Xに参加したことで、ビジョンが徐々に現実化している実感を抱いています。「技術と情熱が共鳴する環境を築き、新たな映像表現に挑戦する際の大きな可能性を感じています」と語ります。デザイナーの貞本義行氏も、BENTEN Filmのロゴデザインを手掛け、弁財天をイメージした作品が人々に響くよう願っていると述べています。

今回の資金調達に関して、参加した投資家はCreator’s Xの未来に高い期待を寄せています。グローバル・ブレインの百合本安彦社長は、「AIを活かした革新的アニメ制作会社としての成長可能性を強く感じています。また、海外でのアニメ需要の増加に応じ、制作側の人手不足をAIで解決できる点が特に魅力的です」とコメントしています。

一方、博報堂DYベンチャーズの漆山乃介氏は、「AIによってクリエイターが創作に専念できる環境を整備する試みを評価しています。この新しい制作モデルが業界にとって重要な一歩になると信じています」と述べています。

2044年2月に設立されたCreator's Xは、企業としての成長を目指すだけでなく、クリエイターが心ゆくまで創作に打ち込むための環境整備にも力を入れています。

具体的には、テクノロジーによって制作工程の負担を軽減し、それによってクリエイターが作品の表現に集中できるように配慮されています。これにより、高品質なアニメーションの制作が可能になり、納期の短縮も実現されています。また、制作会社や大手プロダクションとの連携を強化することで、テクノロジーを活用したアニメーションの研究を深めることにも貢献しています。

しますます注目を集めるCreator's Xが、日本のアニメ文化の未来をどのように形作っていくのか、その動向から目が離せません。今後の展開に大いに期待が寄せられています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: アニメ制作 Creator's X BENTEN Film

トピックス(音楽)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。