初音ミクの生みの親、伊藤博之氏が著書を刊行
北海道に本社を構えるクリプトン・フューチャー・メディアの代表、伊藤博之氏は、2025年7月23日(水)に自身初の著書『創作のミライ「初音ミク」が北海道から生まれたわけ』を 発表。この本は、同社の設立30周年を記念したものであり、今後の音楽や創作についての彼の考えや経験を共有します。自らの生き様や思いを通じて、読者が新たな未来を見出す手助けとなることを願っていると伊藤氏は語っています。
創業からの道のり、特に地方出身としての挑戦や、音楽業界の変革を目指した経緯を著書内にまとめているこの本は、音楽や地方創生に関与している方々にもぜひ読んでいただきたい内容です。特に、地方に住むクリエイターたちにとって、伊藤氏の言葉は大きな励みとなることでしょう。
イベント情報
著書の発売を記念して、伊藤氏は札幌と大阪でトーク&サイン会を開催します。特に札幌では、北海道大学の創基150周年記念事業として実施され、伊藤氏自らが講師として参加。参加者は無料で、AIと創作の未来について深い対話が繰り広げられる予定です。このイベントには、北海道大学大学院の山本雅人教授も登壇し、伊藤氏との対話を通じて新たな視点を共有する場となります。
- - 日時:7月29日(火)17時~
- - 会場:北海道大学 フロンティア応用科学研究棟
一方、大阪では有料トークライブを実施。伊藤氏への質問やメッセージを基に、彼の体験や初音ミクにまつわる秘話、さらにはAI時代における創作の意味についてお話しします。この貴重なトークライブで、伊藤氏と直接話せる機会は多くのファンにとって特別な経験となるでしょう。また、こちらのイベントはライブ配信も行われるため、遠方の方も参加可能です。
- - 日時:8月11日(月・祝)18時 OPEN / 18時半 START
- - 会場:梅田Lateral
- - 参加費:前売2,500円 / 当日2,800円
特装版も発売
さらに、クリプトンは特別な直販限定版『創作のミライ〈CFM特装版〉』も発表。この特装版には、クリプトンのバーチャルシンガーソフトウェアと並べて飾れるユニークなブックスリーブが付属。数量限定での販売となるため、興味のある方は早めの購入をお勧めします。すでに正規の書店での販売とは一線を画す魅力的な商品です。
伊藤博之氏の背景
伊藤博之氏は1965年に北海道標茶町に生まれ、高校卒業後に北海道大学での勤務を経て1995年にクリプトン・フューチャー・メディアを設立。特に2007年に開発した歌声合成ソフトウェア「初音ミク」は世界的な注目を浴び、音楽の新たな可能性を引き出しました。彼の言葉には、技術こそがクリエイターの創作活動に貢献するものであるという強い思いが込められています。
このような背景を持つ伊藤氏の初著書『創作のミライ』は、音楽や創作に関心のある全ての人々にとっての価値ある一冊となることでしょう。未来のクリエイターに向けた彼のメッセージも多岐にわたります。出版社の中央公論新社から発売されるこの書籍は、192ページ、価格は1,980円(税込)です。
皆さまも、伊藤博之氏の熱いメッセージをぜひご確認ください。