新卒からの成長と挑戦
この度、認定NPO法人テラ・ルネッサンスに所属する田畑勇樹が著したノンフィクション『荒野に果実が実るまで 新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記』が、2025年6月17日に集英社新書より発売されます。この本は、彼がアフリカ・ウガンダ共和国で実体験した国際援助の実情を赤裸々に描いたものです。
著者の背景
田畑は1998年生まれで大阪府出身。彼は2022年3月に京都大学農学部を卒業し、同年4月にテラ・ルネッサンスに入職しました。彼の夢は、国際援助を通じて人々の生活改善に貢献することでした。そして、ウガンダでの駐在が始まります。現地での生活は簡単ではなく、彼は深刻な飢餓を目の当たりにし、地域住民の命と生活を支えるために傾注していきます。
本書の内容
田畑の著書では、彼の目線で見たウガンダの現実が綴られています。特に、農業支援に焦点を当て、地域住民の命を守るための努力や、現地での葛藤そして国際援助の複雑な構造が描かれています。書籍は5つの章で構成され、序章から始まり、彼が実施した農業支援活動、地域住民とのつながりや彼らの変化、さらには希望を見出す瞬間が綴られています。
持続可能な未来への提言
田畑は、国際援助とはただ物資を届けるだけではなく、地域の人々と共に考え、暮らしを共にすることに重きを置いています。本書を通じて、アフリカの社会課題が日本の問題とも密接に繋がっていることを伝えたいと語っています。「自分とは関係のない遠い場所」として捉えがちなアフリカと日本の関係を見直すきっかけを、田畑はこの著書を通じて提供しようとしています。
出版記念イベント
書籍の発売に合わせて、田畑は東京、京都、大分、大阪で出版記念イベントを開催します。特に、東京ではフリーランス国際協力師である原貫太氏との対談イベントが予定されています。この機会に、田畑の生の声を直に聞くことができる貴重なチャンスです。
世界への呼びかけ
田畑の著書は、国際援助やアフリカに触れる機会が少ない読者にこそ手に取ってもらいたいと考えられています。彼の闘いと成長、そして希望が詰まったこの本が、読者に新しい視点を提供することを願っています。
田畑勇樹からのメッセージ
「アフリカでの生活は決して簡単ではありませんが、そこには希望があり、私たちの生活と密に繋がっています。私たちが抱える問題は、どこか遠くのことではなく、実は共通の課題であると感じています。お読みいただき、一緒に考えていただけると幸いです。」
この本を通じて、田畑勇樹が見た世界をぜひ体験してみてください。彼の物語は、私たちが日々直面する問いや課題へと誘ってくれることでしょう。