井上三太と燃え殻、90年代東京カルチャーを振り返る
J-WAVEの人気番組『BEFORE DAWN』が5月23日(金)に放送され、漫画家・井上三太と小説家・燃え殻の対談が実現しました。90年代の東京をテーマにした彼らの創作の原点や現在の自己認識について、深い会話が繰り広げられました。
番組の雰囲気
この番組は、夜と朝の狭間、すなわち「夜明け前」に心の静かな感情に耳を傾ける内容が特徴です。番組のナビゲーターである燃え殻は、日常生活の中で見逃してしまうような、微細で深い感情を引き出すようなインタビューを展開しています。
二人の背景
井上三太は、90年代の東京ストリートカルチャーを体現した作品『TOKYO TRIBE』などで知られる作家であり、彼の作品は渋谷の若者文化を独自の視点から捉えています。一方、燃え殻もまた「大人になってできた友達」と井上を称し、両者はジャンルの違いを超えて、東京を舞台にした自らの創作を続けています。
対談の内容
この対談では、共に影響を受けた90年代の渋谷カルチャーや、都市によって育まれた創作の背景について触れられました。井上は「若い頃は反発心が原動力だったが、今は少し感覚が変わってきた」と述べ、燃え殻もそれに共感を示します。これにより、彼らの創作に対する動機や変化が垣間見えました。
特に、井上が「登場人物に完全に入り込むのではなく、一歩引いた視点も必要かもしれない」と話した際、互いの制作スタンスに対する理解が深まる場面が印象的でした。クリエイター同士だからこそ交わされる言葉は、観客には新たな視点を提供してくれるでしょう。
真夜中読書倶楽部
番組の一環である「真夜中読書倶楽部」では、リスナーやゲストが自身のオススメ本を紹介します。この日の放送では、井上三太に“会員番号”が与えられ、彼がどの本を選ぶのか期待が高まります。東京のストリートを長年描き続けてきた井上がどんな一冊を紹介するのでしょうか?
聴取方法
放送はradikoのタイムフリー機能で、放送後1週間聴取可能です。また、ポッドキャストでも配信されているため、番組を聞き逃した方も安心してください。Apple PodcastsやSpotify等の主要リスニングサービスで、いつでもどこでも楽しむことができます。
まとめ
井上三太と燃え殻による90年代東京カルチャーの語り合いは、ただの過去の回想ではなく、現代にも通じる価値を持つ内容です。彼らの言葉を通じて、東京を舞台にしたクリエイティブな世界を再発見してみてください。ぜひ、放送をお聴き逃しなく!
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