ギル久野の30周年を記念する「::: Unsound Frequencies :::」展
2025年5月31日から6月21日まで、東京・新宿の√K Contemporaryで、マルチメディアアーティストのギル久野(Gil Kuno)の活動30周年を祝う展覧会「::: Unsound Frequencies :::」が開催されます。
この展覧会では、久野の代表作をはじめとする貴重な作品が幅広く展示される予定です。特に《Noise Maker》やデヴィッド・ボウイを題材にした映像《15min of fame》、ギターを分解して制作した《Six Strings Sonics》など、彼のサウンドアートのルーツから最新の作品までが網羅されます。これに加えて、来場者がインタラクティブに楽しめる無線機を使用した音楽体験や、ライブパフォーマンスも行われ、視覚と聴覚の融合を体感できる貴重な機会と言えるでしょう。
ギル久野は、1995年にクリエイティブサイトUnsoundを立ち上げ、音楽家やアーティストとしての活動を開始。その後、インターネットバンドWIGGLEやSix String Sonicsなどで、多岐にわたる作品を発表しました。また、日本のテクノ音楽シーンの巨匠であるKen Ishiiとの共演や、国際的に認知されたアーティストたちとのコラボレーションも行い、その活動は常に注目を浴びています。彼の作品は、国内外の美術館や芸術祭でも発表されており、多様なメディアを駆使したサウンドアートの新境地を切り開いてきました。
展覧会の見どころ
本展では、ギル久野の多彩な創作活動の中でも特に、規則性と不規則性というテーマが深く掘り下げられています。自然音の中に存在する「ノイズ」を探求することで、彼は視覚芸術と聴覚芸術を融合させ、観る者に新たな発見や体験を提供します。このような作品群は、鑑賞者を魅了し、私たちが普段気付かない音の背後に潜む違和感へと意識を向けさせる力を持っています。
インタラクティブな体験
本展の目玉となるインタラクティブな鑑賞体験では、観客は無線機を装着し、お好みのサウンドトラックを聴きながら各作品を観賞します。この新しいアプローチにより、聴覚と視覚の相乗効果を楽しむことができます。さらに、初日である5月31日(土)には、山川冬樹、足立智美、ギル久野によるライブも行われますので、ぜひ参加してみてください。
トークイベント
展示会期間中には、著名なキュレーターやアーティストを招いたトークイベントも予定されています。イベントの内容や日時は、公式ウェブサイトやSNSで随時発表されるとのことですので、お見逃しなく。
展示概要
- - 開催日時: 2025年5月31日(土)〜6月21日(土)
- - 場所: √K Contemporary(東京都新宿区南町6)
- - 入場料: 3,000円(ワンドリンク付き、当日現金のみ)
この展覧会は、ギル久野の創作活動を振り返りつつ、新たな作品との出会いを提供する貴重な機会です。30年の集大成とも言える本展をぜひ体感してください。詳細については、公式ウェブサイトやSNSをチェックしてみてください。