氷川きよしとKIINA.が贈る新たなコンサートツアーへの期待感

氷川きよしとKIINA.のコンサートツアー2025

2023年9月4日、東京のLINE CUBE SHIBUYAで開催された氷川きよしとKIINA.のコンサート『KIYOSHI HIKAWA＋KIINA. Concert Tour 2025 ～KIINA’S LAND～』は、観客にとって忘れがたい一夜となった。この日は特に新曲「白睡蓮」が披露され、会場に集まったファンは期待に胸を膨らませていた。まず、「白睡蓮」は作詞を松本隆、作曲をGLAYのTAKUROが手がけ、亀田誠治がプロデューサーを務めるなど、豪華なクリエーターたちが集結した壮大なバラードである。

コンサートは、今年でデビュー26年目を迎える氷川がたどり着いた新しい表現の場としての位置付けだ。開演前、会場は1,900人の観客で埋め尽くされ、熱気に包まれた雰囲気の中、氷川が黄金色に輝くゴージャスな衣装で登場し、エネルギッシュに「龍昇鳳舞」を歌い上げた。“やっとこの日が来ました”と語るその姿には、観客の期待に応える強い意志が見て取れた。

次に氷川は、江戸の雰囲気を醸し出す着流しと和傘を使いながら「大江戸出世小唄」を歌い上げ、続けて船に乗って「きよしのソーラン節」を披露した。観客はそのパフォーマンスに釘付けになり、時間を忘れさせるような演出が会場を盛り上げた。演出の多様性が、氷川のコンサートの魅力の一端となっている。

また、3曲目では観客の期待に応えてバンドが「ハッピー・バースデイ・トゥー・ユー」を演奏し、6日には48歳の誕生日を迎える氷川にはサプライズでケーキが用意された。氷川はファンに向けて心からの感謝の言葉を伝え、新たな決意を語った。「これからも皆さんの心に寄り添うような歌を歌っていきたい」との思いが溢れる瞬間であった。

後半には、再び登場した氷川がドラマティックな衣装で演じる「Party of Monsters」は、観客を総立ちにさせるほどの迫力であった。さらに本編の最後を飾ったのは「限界突破×サバイバー」。この曲はアニメ「ドラゴンボール超」の主題歌としても知られ、観客はみんなで一体となる感動の瞬間を共有した。

アンコールでは、氷川が白の燕尾服で現れ、松田聖子の「赤いスイートピー」を歌い上げ、その後新曲「白睡蓮」を再度披露した。この新たな作品の温かさと希望を求めるメッセージは、観客に深く響いた。この日のコンサートは、全24曲の熱気の中でフィナーレを迎えた。

氷川きよしとKIINA.のコンサートは9月5日にも行われる予定で、引き続き多くのファンがそのパフォーマンスを心待ちにしている。新曲「白睡蓮」の魅力と氷川の音楽の未来に、ますます期待が高まる。

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