廃食油を未来へ
2025-09-02 15:36:31

エターナルホスピタリティグループとENEOSが連携、廃食油から航空燃料へ

エターナルホスピタリティグループがENEOSとの連携で持続可能な未来を目指す



大阪に本社を置くエターナルホスピタリティグループの傘下企業、エターナルホスピタリティジャパンは、ENEOSと連携し、廃食油を再利用した航空燃料の原料化に取り組むための協定書を締結しました。この取り組みは、航空業界の脱炭素化を目指すものです。

未来の航空燃料への第一歩



今回の連携協定は、エターナルホスピタリティグループが出す廃食油を持続可能な航空燃料(SAF)に活用することを目的としています。具体的には、焼鳥チェーン「鳥貴族」の341店舗から排出される廃食油を回収し、ENEOSが進めている国内最大規模のバイオ燃料製造プラントで活用される予定です。このプラントは和歌山県有田市に設置される計画です。

エターナルホスピタリティグループは、企業理念「焼鳥屋で世の中を明るくしていきたい」を掲げつつ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。これにより、私たちの日常的に廃棄されている材料が、将来的には未来の航空機燃料として生まれ変わる可能性があります。

鳥貴族について



「鳥貴族」は1985年に創業された焼鳥屋チェーンで、現在は全国661店舗を展開中です。全てのメニューが税込390円均一というシンプルな価格体系を持ち、国産鶏肉を100%使用した焼鳥がその特徴です。国産比率を高める「国産国消への挑戦」も行っており、地域や国に根ざしたビジネスを展開しています。

廃食油活用の流れ



廃食油の再利用の流れには、具体的に以下のステップがあります。まず、鳥貴族が発生させる廃食油が回収され、その後ENEOSのプラントでSAFの原料として加工されます。この取り組みによって、航空業界の持続可能性が向上すると同時に、企業としての環境負担軽減にも貢献します。

社会に優しい取り組み



エターナルホスピタリティグループとENEOSの取り組みは、廃食油を無駄にすることなく、価値のある原料として再利用するモデルケースです。こうした持続可能なビジネスモデルが広がることで、航空業界全体が環境問題に対する意識を高めることが期待されます。

この取り組みは、飛行機の運航における炭素排出を抑制し、持続可能な未来を築くための重要な一歩です。エターナルホスピタリティグループは、焼鳥屋事業を通じて、より良い社会の実現に向けて今後も努力を続けるでしょう。

会社概要



  • - エターナルホスピタリティグループ
所在地:大阪市中央区淡路町4-2-13-20F
設立:1986年9月19日
事業内容:経営戦略策定、経営管理

  • - エターナルホスピタリティジャパン
所在地:大阪市中央区淡路町4-2-13-20F
設立:2025年5月15日
事業内容:焼鳥事業の企画・推進

  • - ENEOS株式会社
所在地:東京都千代田区大手町一丁目1番2号
設立:1888年5月10日
事業内容:石油製品の精製及び販売、ガスの輸入・販売、石油化学製品の製造・販売

この新たな取り組みが、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となることを期待します。


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