小泉八雲の魅力再発見!新刊『むじな』の豪華なご紹介
NHKの朝ドラ『ばけばけ』が放送中ですが、その影響で再び注目を集める小泉八雲。このたび、彼の作品を子ども向けに翻案した「八雲えほんシリーズ」の第3弾として、新刊『むじな』が登場しました。デビューから数十年が経っても、多くの人々を惹きつける小泉の怪談作品が、どのように子供たちに楽しさと恐怖を提供するのか、詳しくご紹介します。
【新刊『むじな』とは】
『むじな』は、小泉八雲が書いた作品を原作とし、ホラー・怪談の作家である田辺青蛙が翻案を手がけ、イラストは高畠那生が担当しています。出版社は岩崎書店で、書籍は2025年の11月17日に発売予定です。この作品は、特に子どもから大人までが楽しむことができる、まさに一冊の絵本となっています。
【小泉八雲とその業績】
小泉八雲、実名パトリック・ラフカディオ・ハーンは1850年にギリシャで生まれました。アイルランド人の父とギリシャ人の母を持つ彼は、米国に移住し、後に日本に強い魅力を抱くようになります。彼は古き良き日本の伝承に深く感動し、怪談や風俗を題材にした作品を多く残しました。『怪談』や『骨董』といった名著が、今なお多くの読者に親しまれています。
【作品『むじな』の内容】
これはむかし、紀国坂にまつわる恐ろしい逸話が描かれています。男が坂を歩いていると、道端で女が泣いているのを見つけます。不安を抱えながら近づき、声をかけると、そこから恐怖の真実が明らかになるのです。八雲のもとから広まった妖怪の物語、特に「むじな」は、国際的にも知られた名作として、現代でもその重要性を持ち続けています。
【豪華な執筆陣】
翻案を担当した田辺青蛙は、関西を中心に活躍する小説家で、様々な怪談イベントにも顔を出します。子どもに対して恐怖の魅力を伝える能力に長けており、その実績は『てのひら怪談』や『生き屏風』などの作品でも証明されています。一方で、挿絵を担当する高畠那生は絵本作家としても著名で、多数の受賞歴があります。
また、監修を務めた東雅夫は文芸評論家であり、数々の怪談のアンソロジー編集も手掛けています。このように、実力派が集結して“むじな”の魅力を最大限に引き出しているのです。
【まとめ】
新しい視点から怪談に触れられる『むじな』は、ただの絵本ではなく、声にならない恐怖を子どもたちに教える重要な作品でもあります。ぜひ、一度手に取って、四季折々の怪談の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?
この新刊が話題となり、多くの人の手に届くことを期待しています。ぜひ、気になる方は書店やオンラインでチェックしてみてください。