新刊『公務員のためのマーケティング講座』が登場!
自治体や行政職員にとって、現代社会は数々の複雑な課題に直面しています。これまでにない柔軟な思考や行動が求められる今日、本書『公務員のためのマーケティング講座』が、現場で役立つ実践的なマーケティングの知識を提供します。この書籍は、モジョコンサルティング合同会社の代表である長浜洋二氏が執筆し、2025年5月25日に全国の書店やオンラインストアで販売開始されます。
本書の内容と特色
『公務員のためのマーケティング講座』は、VUCA時代(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)の現代において、自治体職員が様々な主体と協力しながら地域の課題を解決するためのスキルを学ぶために編纂されています。特に、公務員の実務に直結する内容に特化しており、抽象的な理論だけではなく、具体的な事例を通じて深く掘り下げています。
本書の中では、成果を最大化するための「5つのステップ」が明示されており、政策立案から事業実施、評価・改善までのプロセスが詳細に解説されています。これらのプロセスに沿って学ぶことで、読者は実践的なスキルを身につけることができます。
具体的な5つのステップ
1.
目指すビジョンと成果の確認
どのような結果を目指すのか、具体的なビジョンを確認します。
2.
ターゲットの設定
課題を解決するために、アプローチすべきターゲットを明確にします。
3.
5つの行動変容ステージの設計
対象となる人々がどのように行動を変化させるかを設計します。
4.
マーケティングの5Cでの事業立案
競合との関係や顧客のニーズを分析し、事業案を策定します。
5.
指標と目標値の設定
成果の測定方法を考え、具体的な目標値を設定します。
このように、具体的な手順に沿ったマーケティング戦略を体系的に学ぶことができる点が、本書の強みです。
スキル重視のアプローチ
本書では、特に公務員の適応能力を向上させるためのコーディネーションやファシリテーションスキルに重点を置いています。多様な関係者との合意を形成し、協調するためのスキルを習得することは、今後の社会において非常に重要です。
マーケティング格差の解消
自治体職員がマーケティングに触れる機会がこれまで少なかったという現状を踏まえ、本書は基礎からわかりやすく解説することで、全国の自治体間でのマーケティングに関する共通理解を促進します。
著者のメッセージ
長浜洋二氏は、「日々の業務で見える事例を、マーケティングという視点で捉えた時に新たな気づきが得られる」と述べ、特にコーディネーションやファシリテーションスキルが、これからの社会での課題解決に貢献すると強調しています。彼の願いは、マーケティングが全国の自治体で共通語となり、それにより日本社会全体の問題解決が加速することです。
書籍情報
- - 書名: 公務員のためのマーケティング講座
- - 著者: 長浜洋二
- - 出版社: 学芸出版社
- - 発売日: 2025年5月25日
- - 定価: 2,400円(税別)
- - ISBN: 978-4761529314
- - ページ数: 200ページ
総括
本書『公務員のためのマーケティング講座』は、自治体職員が現代の課題に立ち向かうための起点となる一冊です。もはやマーケティングは民間だけの話ではなく、公共も積極的に取り入れていかなければなりません。今後の政策立案や施策に携わるすべての公務員にとって、必読の書です。