温もりを感じる立ち食いそばの世界
ドランクドラゴンの塚地武雅が日本各地を巡る旅の一環として、今回は東京・府中市を訪問しました。目的は、親子3代に渡り受け継がれてきた立ち食いそばの名店を探すこと。旅のスタート地点となったのは、調布飛行場に隣接する「武蔵野の森公園」。春の晴天の下、ここで塚地は桜を愛でながら気ままな散策を楽しむ。
目の前を飛ぶ飛行機の迫力に驚きながら、通行人との一期一会に心を躍らせる彼は、ある不思議なスポットを見つけます。全国各地の石が並ぶこの場所で、大阪から来た塚地は自分のルーツを探し出し、そのリアクションはまさに彼らしいものでした。
親子3代の味、名前がない立ち食いそば屋
公園散策を終えた塚地は、東京外国語大学の学生から立ち食いそば屋の情報を耳にします。その流れで向かったのは、年季を感じさせる店舗。看板はあるものの、店名が見当たらないこの場所こそ、40年の歴史を持つ老舗店だったのです。今は娘が店を切り盛りしているものの、初代店主である父も引退したとはいえ、その服装からはまだまだ“現役”感が漂っていました。「引退した人の服装じゃないですね」と塚地が思わずツッコミを入れるほど、活気ある雰囲気が店内に流れています。
この店の独自の魅力は、父から娘へと受け継がれてきたつゆの配合とトッピング。その味は変わることなく、注文ごとに握られたおにぎりもまた、家族の歴史を感じる一品です。塚地は、40年以上も使い続けているプラスチックの赤い器を手にした瞬間、エモーショナルな空間に浸っていきます。
共同作業で育まれた素敵な場所
そんな風景を見ていると、常連客たちが手を入れていく姿も目に入ります。水道を直したり、椅子を持ち込んだり、壁紙を張り替えたりと、人々の手によって少しずつ店は形を変えていくのです。ここには単なる食事の場ではなく、人と人の絆が深まる、そんな温かさを感じます。
塚地が注文した人気メニューの「天玉そば」は、濃いめのつゆに卵が落とされ、まろやかさが広がる逸品。このつゆは、店の初代がこだわった配合によって生まれた深みのある味。塚地も「これは本当に美味しい」と思わず頷きます。そして、握りたてのホカホカおにぎりと共に、40年の歴史がもたらす愛情たっぷりの味わいを最後まで堪能するのでした。
今回の旅では、親子3代で受け継がれる立ち食いそばの道のりを辿りながら、温かい思い出や人とのつながりを深く楽しむことができました。次回の放送では、さらなる魅力的な立ち食いそばを求めて浅草橋に向かいます。江戸っ子店主が作る「暗黒汁」そば、その正体とは一体!?これからも続く塚地の旅にご期待ください!