新漫画レーベル「よすみ」が始動、記念すべき書籍を発表
株式会社ソラジマが手掛ける新しい漫画レーベル「よすみ」が、2025年12月12日(金)に全国書店で初の書籍『別冊よすみ 第一集』を発刊します。このレーベルは、デジタル時代に逆行し、紙媒体に挑戦することを決めました。
「よすみ」は、従来の出版文化を再生させるために誕生したもので、作品至上主義の姿勢を貫き、読者に新しい価値観を提供することを目指しています。本書では、“ジャンルレスで刺激的な作品”をテーマに、連載1本と7つの読み切りからなる全8作品を集めています。これにより、幅広い層の読者に向けて多様な表現を楽しんでもらう場を提供します。
書籍『別冊よすみ 第一集』の内容
本書に収められている作品は、全て「よすみ」ウェブサイトで発表されたものから厳選されています。中でも特別寄稿特集には、安達茉莉子やこんにち博士、並木陽など、各分野で活躍する著名なクリエイターが参加。彼らは、自らの独自のストーリーや視点を持ち寄り、漫画というメディアを通じて新たな表現を展開しています。
また、本書では紙ならではの質感にこだわり、読者の手に残る一冊を追求しました。340ページというボリュームもあり、読み応えは抜群。特に、ここでしか手に入らない描き下ろし作品も収録されているため、ファンにとっては見逃せない内容となっています。
「よすみ」の背景と理念
デジタル化が進む現代において、「よすみ」はあえてアナログに戻る挑戦を選びました。かつての「レーベル買い文化」の喪失や、作品選びが「流行」に基づくようになった背景を考慮し、「よすみ」は作家と読者の絆を再構築することを目指しています。
そのために、同じ志を持つクリエイターたちと手を組み、ある意味でのカルチャーの交差点を形成することを目指しています。これを通じて、新しい漫画の出版形態を開拓し、コミュニティを育成していく試みです。
書店での取り扱いや先行発売イベント
『別冊よすみ 第一集』は、青山ブックセンターやヴィレッジヴァンガードなど、全国の主要書店で取り扱いされる予定です。また、2025年11月23日、24日には、別途イベントにて先行発売も行われ、特典も用意されることから、イベントに足を運ぶファンも多くなることでしょう。
まとめ
ソラジマが提案する新しい漫画の楽しみ方を、この『別冊よすみ 第一集』を通じて体験してください。また、よすみの公式ウェブサイトでは、他にも多様な作品が無料で楽しめるようになっていますので、ぜひチェックしてみてください。
新たな漫画カルチャーの発信源として期待される「よすみ」がこの書籍でどんな波紋を広げていくのか、今後の展開にも目が離せません。