車いすテニス界のヒーロー小田凱人、課題図書として子どもたちに夢の大切さを伝える

車いすテニス界のヒーロー小田凱人選手の物語

2025年1月23日に発売される新著『夢を持つ、夢中になる、あとはかなえるだけ車いすテニス小田凱人』が、岩手県で行われる「第58回岩手読書感想文コンクール」の課題図書に選ばれました。著者は秋山英宏氏で、内容は小田凱人選手の感動的な半生を描いたものです。

課題図書に選ばれた理由

この作品は、プロ車いすテニス選手である小田選手の挑戦や成長を綴ったもので、子どもたちに夢を持って進むことの大切さを伝えることを目的としています。特に、小学校や中学年を対象にした内容が、読書感想文コンクールの理念に合致しているため、多くの評価を受けています。

小田凱人選手のプロフィール

小田凱人（おだ・ときと）選手は、2006年5月8日に愛知県で生まれました。彼は9歳の時に骨肉腫と診断され、車いす生活を余儀なくされましたが、そこから10歳で車いすテニスを始め、驚異的なスピードで様々なタイトルを獲得していきます。彼のすごさは、わずか2年で四大大会を制し、パリ・パラリンピックでは金メダルまで手に入れたことです。2023年には全仏オープンで若干17歳で優勝し、最年少の世界ランキング1位にも輝きました。

新著の内容について

本書は、小田選手の幼少期から苦難を乗り越える姿、そして車いすテニスとの出会いから成功を収めるまでを詳細に描写しています。また、試合の様子や彼の日常生活についての貴重な写真も豊富に掲載されており、読み物としての面白さが際立っています。小田選手は、自身の経験から「子どもたちのヒーローになりたい」と語っており、その思いが本書に色濃く反映されています。

テニスのルールについても詳しく解説されており、難しい用語に対する注釈も用意されています。これにより、読者は小田選手の試合を通じてスポーツの面白さを感じることができるでしょう。