新しい時代の文學界が魅せる現代詩の魅力とは？

『文學界』2026年1月号、ついに発売！

文藝春秋から待望の『文學界』2026年1月号が、2025年12月5日に発売されました。今号は、全面リニューアルされた誌面デザインが特徴です。表紙を飾るのは、気鋭の画家・守山友一朗さんの作品。彼の絵は一年間にわたり展開され、雑誌の新たな魅力を引き出します。

特集「浮遊する言葉」

今号の目玉は、特集のタイトルにもなっている「浮遊する言葉」です。これは、現代詩の多様な表現をあらゆる角度から探求する企画です。特に注目すべきは、詩のワークショップです。ここにはマーサ・ナカムラさんを講師に迎え、朝吹真理子さん、鈴木涼美さん、高瀬隼子さんが参加。彼女たちが初めて書いた詩を読むことができ、詩を書く技法や考え方を学ぶことができます。詩に挑戦する読者への素晴らしい提案です。

また、10名の異なる詩人による詩とエッセイも収録されています。このコーナーには、久谷雉や鎌田尚美などの著名な名前が並び、幅広い視点で詩を楽しむことができる構成です。さらに、朝吹亮二さんの最新の長篇詩『何処へ』も必読。この作品は、読者を深い思索に誘います。

新連載とインタビュー

特集に加え、上田岳弘さんによる新連載「美しい人」もスタートしました。この作品では、愛についての深い洞察が展開され、心をつかむストーリーが描かれます。上田さんは他の雑誌でも連載を持っており、彼の作品がどのように発展するのか、楽しみに待ちましょう。

対談やエッセイで探る詩の世界

この号では、詩をテーマにした対談やエッセイも豊富に掲載されています。柴田聡子さんと青野暦さんが語る「ことばと出会いなおす」では、詩の意義や魅力について二人が自身の視点から深く掘り下げます。また、都築響一さんと大山顕さんによる「令和の夜露死苦現代詩」では、現代ストリートの言葉を探し、視覚的に楽しむ内容となっています。

さらなる魅力を探求する

新たにリニューアルされた『文學界』は、ただの文芸誌ではなく、現代文学への新たな扉を開きます。誌面全体が新設計されており、目次や本文デザインも一新しており、より読みやすくなっています。詩と散文、そして対談や評論など、多様なコンテンツが豊かに詰まった一冊です。

この号を手にとることで、あなた自身の言葉や思考に新たなインスピレーションを与えることができるでしょう。現代詩を通じて、自己をふりかえり、新たな視点を得てみませんか？