共進牧場135周年 新しい牛乳パッケージを発表!
神戸を代表する乳業メーカー、共進牧場が135周年を記念して人気童話「かなしきデブ猫ちゃん」とコラボした牛乳のパッケージを4月からリニューアルしました。この可愛らしいデザインのパッケージは、兵庫県内および京阪神エリアで販売中です。本商品は、共進牧場の代表的な商品である「共進3.5牛乳」(1000ml)となっており、多くの人に親しまれています。
創業からの道のり
共進牧場は、1890年(明治23年)に設立されました。創業者は中尾うたという女性で、彼女は両親の牧場から仕入れた生乳を運び、神戸市内で販売することを始めました。当時は珍しかった自転車を用いた販売方法で、地元の人々に愛されてきました。
1956年(昭和31年)、小野市浄谷町に広大な原野を開墾して牧場を整備することに成功しました。この場所は現在も酪農と牛乳生産の中心地として機能しています。1985年(昭和60年)には「ミルカーズ」というレストランを備えた観光牧場として一般開放され、訪れる多くの人々に牛乳や乳製品を楽しんでいただいています。そして、共進牧場は兵庫県内の約40%の公立小中学校に学校給食用の牛乳を供給している、地域密着型の「ご当地乳業メーカー」として知られています。
モットーと今後の展望
共進牧場が常に掲げているモットーは「ナチュラルであること、ヘルシーであること、そして安全で安心できる製品を作ること」です。この信念のもと、彼らは質の高い牛乳を提供し続けています。135年の歴史の中で、共進牧場は地域の人々に愛される存在を確立してきました。
「かなしきデブ猫ちゃん」について
その人気を背景に、共進牧場がコラボレーションを行った「かなしきデブ猫ちゃん」は、東京都在住の小説家・早見和真さんが書き、愛媛県今治市出身のイラストレーター・かのうかりんさんが描く作品です。物語の主人公は三歳のハチワレ猫「マル」。彼は各地を旅しながら成長する冒険物語で、2018年から愛媛新聞、2022年から神戸新聞でも連載が展開されています。2025年からは中国新聞で新たな連載が開始される予定です。
共進牧場は「子どもたちに読書の楽しさを広めたい」との思いから、デブ猫プロジェクトに賛同し、2023年度から学校給食用や市販用の牛乳パッケージにコラボを実施しています。これまでに、兵庫編として「マルのはじまりの鐘」や「マルの真夏のプレゼント」といった絵本が刊行され、最新作の「マルの怪盗Xを追え!」も5月30日に発売予定です。
共進牧場と神戸新聞社のコラボレーションは、地域の文化や教育に貢献する新たな試みとして、多くの人々に愛されることでしょう。今後も目が離せません!