忘れられた古曲、宮薗節の魅力に触れる公演が開催

宮薗節の魅力を堪能する特別公演

江戸時代の優雅な文化を現代に伝える貴重な公演、宮薗節が2025年1月に開催されます。この公演では、甘く、切なく、しんみりと響く古曲の魅力をたっぷりと紹介します。文人である永井荷風が「最もしめやかな浄瑠璃」と称賛した宮薗節は、古雅な趣が特徴の珍しいジャンルの一つです。この機会に、時代を超えた音楽の世界に浸ってみませんか。

宮薗節の魅力

宮薗節はその名の通り、宮薗という流派に基づく浄瑠璃で、男女の情を描いた物語が特徴です。特に、哀切な響きが心を打ち、聴く人を感動させます。江戸時代の人々に愛されたこの音楽は、現在ではなかなか耳にすることができないため、貴重な機会となります。

出演者について

この公演には、浄瑠璃の名手宮薗千よし恵さんをはじめ、三味線の人間国宝、宮薗千佳壽弥さん、そして藤間心さん（立方）が出演します。彼らの卓越した技術と表現力は、観客を虜にすること間違いなしです。また、公演を案内する古川諒太さんの解説も楽しみの一つです。

演目について

演目の一つには「鳥辺山」があり、さらに「くるわ文～ほおずき」という舞踊も行われます。物語に添った音楽と迫力のある演技が織りなすパフォーマンスは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれるでしょう。

チケット情報

チケットは一般4,500円で、せたがやアーツカードや世田谷パブリックシアター友の会、割引チケットは4,000円です。チケットは2025年1月29日（水）10:00から販売が開始されます。なお、初日はオンラインと電話受付のみとなり、窓口での取り扱いは翌日からとなります。全席指定で、未就学児の入場は不可となっておりますので、必ず注意してください。