スポーツ現場からの熱中症ゼロ化宣言！新刊がもたらす真実とは

2025年5月29日、株式会社竹書房から発売される新刊『熱中症を科学するスポーツの現場から見た、選手を守る最新の暑熱対策』が注目を集めています。本書は熱中症（脱水症状・足攣り）の深刻化が問題視されている今、スポーツの現場からその解決策を科学的視点で探る内容となっています。著者の笠原政志氏と清水伸子氏は、両名ともスポーツ界におけるコンディショニングの専門家です。

熱中症ゼロ化の取り組み

本書は、年々増加する熱中症を根絶すべく最新の暑熱対策を解説しています。具体的には、選手を守るための科学的根拠に基づく知識が提供されています。例えば、脇の下や足の付け根を冷却する方法の効率が悪いことや、冬季のスポーツでも熱中症になる可能性があることが示されています。

新たな発見が満載

著者たちは、熱中症撲滅に向けたさまざまな事実を挙げています。その中には、屋内プールでも熱中症の危険が潜んでいることや、スポーツドリンクと経口補水液の効果的な使い分けについての情報が含まれています。また、足を攣らないようにする方法や、その際の対処法についても詳しく解説しています。

充実した内容の目次

本書では以下のように構成されており、各章で特化した知識が展開されています。
1. 熱中症を科学する - 熱中症が発生しやすいスポーツや条件について。
2. 戦略・戦術的熱中症対策を科学する - 暑さ指数「WBGT」の重要性。
3. 暑熱順化を科学する - 方法と実践的な指導。
4. 冷却を科学する - 最も効果的な冷却方法について。
5. 水分補給とサプリメントを科学する - 状況に応じた飲料選び。
6. 食事を科学する - 栄養素と熱中症との関係。
7. 睡眠を科学する - 睡眠不足が選手に与える影響。
8. 熱中症の対応を科学する - 医療基準に則った対応法。
9. 現場の声を科学する - 実体験に基づく即効性のある回復法。

著者略歴

著者の笠原政志氏は、千葉県出身で、アスレティックトレーニングやコンディショニング科学の専門家として活動しています。国際武道大学の教授として知識を発信し、トップアスリートのコンディショニングをサポートする実績が豊富です。清水伸子氏は、女子硬式野球部の主将を務めた経験を持ちつつ、科学的なアプローチで選手たちの健康と競技力向上に貢献しています。