新書『傷つきやすさ』
2025-05-21 12:39:20

ケアの本質に迫る新書『傷つきやすさと傷つけやすさ』の魅力

新書『傷つきやすさと傷つけやすさ』に寄せる期待



株式会社KADOKAWAは、2025年5月21日(水)に村上靖彦氏の新刊『傷つきやすさと傷つけやすさ ケアと生きるスペースをめぐってある男性研究者が考えたこと』を発売します。この書籍は、ケアの本質を深く掘り下げる内容で、医療・福祉分野での実体験を通じた洞察に満ちています。

著者の背景と意図


村上靖彦氏は元々フランス哲学の研究者であり、20年間にわたって医療や福祉の現場でフィールド調査を行ってきました。著者は、様々な社会的背景を持つ当事者との対話を通じて、ケアの重要性や内在する暴力の可能性について考察を重ねています。本書はその結果を結実させたものであり、社会でどのように互いにケアし合うことができるのかを問い直します。

本書の内容


本書は、ケアの必要性を見つめ直すための一冊であり、著者が自身の「傷つきやすさ」をも率直に語ります。特にその「傷つきやすさ」と「傷つけやすさ」の間に横たわる微妙な関係について、序章から第5章までの構成で展開されています。

  • - 序章では、「傷つきやすさ」と「傷つけやすさ」の概念について。
  • - 第1章では、家庭におけるケアの暴力的側面に焦点を当てます。
  • - 第2章では、専門家によるケアに関する想定外の出来事を取り上げます。
  • - 第3章では、ケアの管理からの解放を提言し、臨床現場のフラストレーションに目を向けます。
  • - 第4章では、社会的孤立を感じる人々へのサポートの必要性を考えます。
  • - 第5章では、日常生活の中での実践的なケアについて具体的に論じています。

このように、著者は自身の経験をもとに、多面的な視点からケアのあり方を掘り下げ、読者に新たな気づきを提供しています。特に、相手に対する想像力の欠如や、社会構造的な問題についても言及しており、読む者に深い感銘を与えることでしょう。

書店イベントの開催


本書の刊行を記念し、特別なトークイベントも予定されています。例えば、5月23日には大阪の丸善ジュンク堂書店梅田店で「傷つけやすさの自覚からケアの実践へ」と題したトークイベントが行われます。オンライン参加も可能で、より多くの人に著者のメッセージが届く機会となっています。また、7月17日には代官山 蔦屋書店で、組織開発専門家との対談イベントも開催される予定です。

これらのイベントを通じて、村上靖彦氏の考えを直接聞くことで、ケアの重要性やその実践方法について考える良い機会になります。

結びに


『傷つきやすさと傷つけやすさ ケアと生きるスペースをめぐってある男性研究者が考えたこと』は、医療・福祉に従事する方々はもちろん、一般読者にも広く受け入れられる内容です。村上氏の豊富な実体験が織り交ぜられた本書は、単なる学術書ではなく、私たちが日々関わる人々との関係を見つめ直すきっかけとなることでしょう。ぜひ手に取って、その深いメッセージに触れてみてください。


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