東京フィルハーモニー交響楽団、ドバイで音楽祭に参加
東京フィルハーモニー交響楽団(東京フィル)が、2025年のアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催されるInClassica国際音楽祭に出演することが決まりました。この音楽祭は、4月6日から21日の間に行われ、東京フィルはそのうちの6回の公演を担当します。これにあたって、東京フィルは4月15日にドバイ日本人学校を訪れ、現地の小中学生との交流を図ります。
ドバイ日本人学校訪問演奏
東京フィルは、ドバイ日本人学校創立45周年を祝う特別演奏を行う予定です。この訪問演奏は、11時40分から12時10分までの30分間、学校の体育館で行われます。その内容は、もちろん校歌やその他の曲目で構成され、児童生徒や教員との共演の可能性も探っています。このイベントは関係者のみの参加となりますが、プレス関係者は事前に問い合わせを行うことで取材が可能です。
音楽祭の魅力
InClassica国際音楽祭は、UAE最大の音楽祭であり、今年で14回目を迎えます。ドバイの遺産を持つ音楽祭では、世界的に有名なアーティストやオーケストラが集結。東京フィルは、国際的に著名なピアニストやヴァイオリニストとともに、21世紀の作曲家による作品や古典的名曲を演奏します。特に注目されるのは、ピアニストミハイル・プレトニョフとの共演で、彼は東京フィルの特別客演指揮者として参加します。
公演の詳細
東京フィルのドバイでの公演スケジュールを以下に紹介します。
- - 4月7日: ヴェルディの『ナブッコ』序曲やショールのヴァイオリン協奏曲第7番など。
- - 4月9日: ショール=プレトニョフのピアノと管弦楽のための組曲など。
- - 4月11日: ボロディンの交響詩やストラヴィンスキーの『火の鳥』。
- - 4月13日: チャイコフスキーの花のワルツやドヴォルザークの交響曲第8番。
- - 4月15日: ショールのピアノ協奏曲第1番、ベートーヴェンの交響曲第7番。
- - 4月17日: チャイコフスキーの交響曲第5番など、見逃せないプログラムが目白押しです。
音楽を通じた文化交流
ドバイの地での音楽祭は、東京フィルにとって新たな挑戦とも言える位置づけです。音楽を通じた国際交流の場として、東京フィルはそのサウンドを世界に響かせることを誇りに思っています。また、音楽祭の一環として、管楽器メンバーが同時開催されている「Middle East Classical Music Academy」で特別レッスンを行う機会もあります。
東京フィルハーモニー交響楽団のドバイでの冒険は、音楽の力を再確認する場となるでしょう。現地の人々との交流を通じて、多文化共生の一端を担うことも期待されており、音楽が持つ力を感じられる貴重な体験となることは間違いありません。皆さんも、この特別な音楽祭を見逃さないでください。