Tokyo Weekender創刊55周年記念号『The Icons Issue』
英字ライフスタイルマガジン『Tokyo Weekender』が、2025年9月26日(金)に創刊55周年を祝う特別号『The Icons Issue』を発刊します。この号には、現代社会における日本文化の継承について考える特集が組まれています。近年、グローバル化が急速に進む中で、日本の独自の文化を次世代にどのように伝えていくのかという問いが再燃しており、本号ではその一つの解答として、著名な写真家レスリー・キー氏とコラボレーションした内容が展開されています。
レスリー・キーとの特別インタビュー
今号の表紙を飾るレスリー・キー氏は、シンガポール出身で現在は日本に在住の世界的な写真家です。彼は、シンガポールから松任谷由実の音楽に感銘を受けて日本へ渡り、以後ビヨンセやマドンナなど、数多くの国際的なスターの写真を撮影しています。本号に掲載された特別インタビューでは、キー氏自身のバックグラウンドや、写真家としての哲学、そして夢を追いかけることの重要性について語っています。特に、亡き母を写真に収められなかったという痛ましい経験が彼の創造的な原点となったことを明かしました。
「未完成の写真でも良かったはずなのに、気づいた時には母がいなくなってしまっていました。人生は思ったよりも短い、明日を待つ理由はないのだと痛感しました。夢があるなら、迷わず今シャッターを切るべきだと思います」と彼は語ります。この感情豊かな言葉には、多くの読者が共感するでしょう。
特集「TW ICONS」
『The Icons Issue』では、「TW ICONS」と題した特集があり、日本の文化を体現する15名の著名人がフィーチャーされています。レスリー・キー氏は、彼らの生き様をポートレートで捉え、文化の継承というテーマを視覚的に表現しました。特集では、映画、建築、ファッション、音楽など、さまざまな分野のトップランナーが登場し、それぞれのアイデンティティを確立しています。
特に注目されるのは、映画監督の河瀬直美や建築家の隈研吾、ファッションデザイナーの森永邦彦など、各界で活躍するアイコンたちの存在です。彼らはそれぞれの分野で日本の文化を色濃く表現し、次世代にその意義を伝える役割を担っています。
その他のコンテンツ
さらに、本号には「STYLE ICON」や「IN-DEPTH」といったコーナーがあり、ブランドの紹介や新たな視点からの文化分析が展開されています。ファッションブランド「ANREALAGE」を立ち上げた森永邦彦氏の創造性の軌跡や、センセーショナルな「踊るサラリーマン」内海透氏の特集など、多彩なコンテンツが揃っています。
発刊を記念して
「Tokyo Weekender」は、1970年から続く日本最古の英字メディアとして、日本の独自の文化を海外に発信し続けています。創刊55周年を迎え、この特別な号を通じて日本の「生きた文化」の重要性を再確認し、未来へ希望を持って継承していくことの大切さを提案します。この機会にぜひ、皆さんも『The Icons Issue』に目を通して、文化継承の新たな視点を感じ取ってください。
この特別号は、9月26日(金)からオンラインでも無料で閲覧可能です。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
Tokyo Weekenderをぜひチェックしてください。