恵比寿で開催!高校生が創り出す気持ちを伝えるPOPフェア
東京都渋谷区の有隣堂 アトレ恵比寿店にて、4月19日から5月23日の期間に「田園調布雙葉中学高等学校POPフェア」が行われます。このイベントでは、同校の高校1年生98人が自ら選んだ一冊の本と、その本に寄せた心を込めたPOP(ポップ)を展示します。今回で3回目を迎えるこのフェアは、地域の高校生と書店員が協力して読書文化を育む取り組みの一環です。
フェアの背景
読書は知識だけでなく、想像力や表現力を育む重要な活動です。幼少期から青年期にかけての読書体験が非常に重要だとされており、学校教育だけでなく、家庭や地域社会との協力が求められます。有隣堂は「地域ぐるみで読書文化を育む」ことを掲げ、さまざまなプログラムを展開しています。今回のPOPフェアも、その一環であり、地域の学校と連携した「POP作り出張授業」や「ビブリオバトル」の支援など、多方面から読書の楽しさを伝えています。
フェアの詳細
展示される作品は、田園調布雙葉中学高等学校の生徒たちが実施したPOP作りの授業から生まれたもの。一人ひとりが心をこめて制作したPOPは、生徒たちが選んだ本の魅力を伝える役割を果たします。作品の中には、広く知られる人気作だけでなく、生徒たち独自の感性によって選ばれた隠れた名著も数多くあり、訪れる人々が新しい読書体験を楽しむことができます。
お客様へのメッセージ
有隣堂アトレ恵比寿店のスタッフ、大平雅代氏は「学生読者の視点での選書がとても面白いです。POPには生徒たちの気持ちが込められており、私たちもパワーをいただいています。お客様にもこの熱さを感じていただければ」と語ります。彼女は書店員として40年のキャリアを持ち、公式YouTubeチャンネルにも出演中です。
POP作りの授業
この授業では、書店でのPOPの役割や、その効果についての実例が紹介され、生徒たちが本の魅力をどのように表現するかを学びます。POP作りを通じて、自分の気持ちを表現する楽しさや他者に伝える難しさを体験し、読書に対する関わりを深める機会として位置付けられています。授業の中で、現役書店員との交流もあり、書店という社会的な環境に自分の価値を発信する体験を得ることができるのです。
学校からの評価
田園調布雙葉中学高等学校の国語科もこの取り組みに評価を寄せています。「POPをきっかけに本を手に取ることができ、自分の感情を他者に伝える責任感を学ぶ良い機会です」と、教育現場からの支持も厚いようです。
お店のご案内
有隣堂アトレ恵比寿店は、最新のトレンドを意識した魅力的な本や文具、雑貨を提供する場所です。営業時間は10:00から21:00まで、恵比寿駅からのアクセスも良く、書店としてだけでなく、多様な文化の発信地としての役割を果たしています。
田園調布雙葉中学高等学校の生徒たちが織りなす「POPフェア」。ぜひこの機会に足を運び、彼らの感性を感じ取ってみてください。