香取慎吾が語る40代の転機とキャリア形成とは

新たな挑戦を迎えた40代の表現者たち

2025年3月21日、株式会社文藝春秋から『週刊文春WOMAN』春号が発売されました。今号の特集テーマは、まさに多くの人が関心を寄せる「40代からのキャリアと人生」です。表紙を飾るのは、アーティストとしても活躍中の香取慎吾さん。彼による表紙画「OYO（オヨ）」は、通算25作目にあたる特別な作品です。

香取慎吾の「40代の自画像」

巻頭インタビューで香取さんは、これまでのキャリアや40代ならではの心境を明かしています。「40代という新しいタイトルをもらった気がして、今だからこそ描ける自分がいる」と語る彼。その一方で、いやおうなく感じる“限界”もあると正直に告白しています。

特に、SMAPの解散やジャニーズ事務所からの退所といった人生の転機が、彼に深く影響を与えたようです。香取さんは「40代の自分は、大人としての余裕を持ちながらも同時に涙を流している。思うようにいかないことが多いけれど、それが40代のリアリティでもある」と振り返ります。自らを解放し、ありのままの姿を見せることができたこの作品は、彼にとって非常に重要な意義を持つようです。

篠ひろ子の心の変化と再起

続く特集では、篠ひろ子さんの再登場が大きな話題を呼びました。彼女は、20代から歌手として活躍したものの、注目を集めてきたのはドラマ「時間ですよ」から。40代で結婚した後は、出演作品を次第に減少させ、49歳で事実上舞台から離れました。篠さんは「結婚後は、自分を見せる必要性感じなくなった」と語り、自身の心の変化について偽りなく語ります。

彼女は「女優は生涯の仕事ではない」と感じ、自然体のまま自分を演じることが難しくなったと言います。このインタビューでは、彼女の40代での変化や、どのように自分らしさを見つけていくのかを全15ページにわたって深堀しています。多くのファンが再び彼女の姿を見たいと願う思いも強いようです。

太田光の告白と放送業界の変遷

また、特集の中では爆笑問題・太田光さんの連載「危ない事件簿」が最終回を迎えています。芸能界でのキャリアを築いてきた彼が、これまでの道のりや挫折、さらには現在のメディア環境の変化についても言及します。「活動37年で迎える60歳という節目を迎え、芸能界やテレビの変化を痛感している」と、率直に語るこの連載の結末は、多くの読者にとって感慨深いものとなるでしょう。