家庭でできる防災知識を紹介『おうち防災』6月発売予定

奥村奈津美の新著『大切な家族を守る「おうち防災」』が発売

防災アナウンサーとして知られる奥村奈津美が、2025年6月10日（火）に発行する著書『大切な家族を守る「おうち防災」』は、現代の家庭に必要な防災知識を丁寧に解説しています。この本は、東日本大震災を経験した彼女の経験をもとに、妊娠中や子育て中の家庭向けに具体的な防災対策を提案しており、特に今の社会においてその重要性がますます高まっています。

最近、多発する地震や南海トラフ地震への備えが叫ばれる中、本書は家庭内の防災に特化し、実践的かつわかりやすい内容になっています。災害時に必要な物品や行動、さらには妊産婦や幼児に特有の視点なども盛り込まれており、家族全員の命を守るための知識が詰まった一冊です。また、発売前にもかかわらず、すでに図書館などからの事前注文が殺到し、重版が決定されたことで、その関心の高さが伺えます。

災害時に必要な知識と行動

本書の特徴は、奥村自身が被災地での取材を通じて感じた、“事前の備え”の重要性を伝えることで、特に妊婦や小さな子どもがいる家庭にとってどれだけ備えが命を左右するかを示しています。災害が発生した際、インターネットが使えない状況を想定し、紙の本を手元に置くことの大切さが強調されています。

さらに、日常生活での気候危機や水害対策についても多角的に解説されており、家庭でできる具体的な備えについての実践的なアドバイスが豊富です。親子で楽しく読み進められるように、グラフィックレコーディングが使われている点も魅力の一つです。

被災地支援にも貢献

奥村は書籍の印税を用いて、能登の子どもたちに「防災授業」を届けるプロジェクトを進行中です。この取り組みは、被災地の学校から寄せられた要望に応える形で実現し、6月10日から30日までに販売された書籍の印税を利用します。子どもたちに向けた防災授業では、具体的な行動計画やハザードマップの使い方を教え、命を守るための知識を伝える重要な役割を果たす予定です。

おうち防災に関心を集める一冊

奥村奈津美は、被災地での活動だけではなく、防災啓発の重要性を広めることにも力を入れています。自身の経験から得た教訓や、子育て世代としての視点を元に書かれたこの本は、地域社会での防災意識がますます高まる中、多くの家庭にとっての「備えの教科書」として期待されています。今後、彼女の活動を通じて、防災の重要性がさらに広がり、より多くの人々の生活が守られることを願っています。

【著書情報】