あなたの手元に特別なアートを:ファミリーマートの新たな挑戦
株式会社ファミリーマートは、障がいのあるアーティストの作品を「ファミマプリント」として全国の店舗で販売することを発表しました。この試みは、すべての人が自分らしく生きる社会の実現を目指すファミリーマートの理念に基づいています。特定非営利活動法人アートコネクトしずおかと連携し、特別なアートを市民に届けることが目的です。
障がい者アート作品の販売と還元
アートコネクトしずおかが選んだ障がいのあるアーティストの作品を、2025年8月22日から全国約16,300のファミリーマートで販売します。この販売活動において売上の一部は、アーティストに還元される仕組みになっています。ブロマイドやシール紙として販売される全28種の作品は、個性的で魅力的なものばかり。
販売の価格は、L版が税込200円から、シール版は400円からと手ごろです。ただし、マルチコピー機の設置がない店舗もあるため、注意が必要です。
「ファミマギャラリー」の開催
さらに、同じく8月22日より静岡県内の3店舗で「ファミマギャラリー」を開催します。このギャラリーは、イートインスペースを利用して障がい者アート作品を展示する初の試みで、多くの人々にその魅力を伝える絶好の機会となります。展示される作品は、障がいのある人々の感性や想いが込められており、観覧者に感動を与えるでしょう。
ファミマギャラリーは、地域の理解促進や障がい者の社会参加を目的としています。これにより、多くの人が障がいに対する理解を深めることが期待されます。これまで全国各地で行われてきたアート展は、回を重ねるごとに成長を続ける取り組みです。
地域との連携を深めるファミリーマート
ファミリーマートは、地域の自治体や支援団体と連携し、この活動を今後も拡大していく方針です。「ファミマギャラリー」には、障がいのあるアーティストの作品を通じて地域貢献を図ると同時に、彼らの才能を発信していく力強いメッセージが込められています。
アートコネクトしずおかの理事長である森妙子氏は、地域共生社会の実現に向けた非常に意義深い取り組みとし、アート活動を通じた社会参加の促進を強調しています。ファミリーマートのこの取り組みは、多くの人々に感謝されると同時に、障がい者アートの魅力を広める重要な役割を果たします。
おわりに
ファミリーマートの「ファミマプリント」と「ファミマギャラリー」は、障がいのあるアーティストに新たな舞台を提供する素晴らしきプロジェクトです。アートを通じて、地域の皆さまと共に、より理解のある社会を実現していくことが期待されます。この取り組みが広がることで、全ての人々が自分らしく輝ける場が増えることを願っています。