中国共産党の歴史修正に迫る新著『中国共産党歴史を書き換える技術』登場！

新著『中国共産党歴史を書き換える技術』概要

2025年10月8日、株式会社ワニブックスから、楊海英氏の著書『中国共産党歴史を書き換える技術』が発売されます。本書は、「中国による歴史修正の実態」をテーマにしており、過去の出来事がどのように中国の政治的意図に応じて改ざんされてきたのかを掘り下げています。特に、中国の一部とされているモンゴル、ウイグル、チベットなどの地域において、いかにして歴史が政治的利益のために改変されたのかに焦点を当てています。

歴史認識の歪み

中国においては、歴史が正確に探求されることはあまりなく、むしろ自己の政治的主張を強化するために利用されています。このような状況は、近年日本で増加している中国人富裕層や留学生の間でも見受けられます。彼らは、日本人の価値観とは全く異なる歴史認識を持ち、日本社会に影響を与えつつあるのです。それゆえ、我が国で教えられる歴史と中国での歴史教育との間に大きな乖離が生じていることが懸念されています。

本書の主な内容

本書は四つの章に分かれており、いずれも中国の歴史修正のさまざまな側面に迫ります。

- 第一章では、中国の近代化に寄与した日本との関係や、歴史的な脱出経路について考察します。
- 第二章では、歴史を学ぶために日本に来た留学生の実態や彼らの歴史教育について論じています。
- 第三章は、留学生や観光客による経済的搾取の側面を探ります。
- 第四章では、歴史の書き換えを行うためのスパイ活動や越境弾圧の実態について触れています。

著者プロフィール

著者の楊海英氏は、1964年に南モンゴルで生まれ、1989年に来日しました。学術的な背景として、国立民族学博物館や静岡大学で教鞭を執りながら、幅広い研究を行ってきました。彼の著作は中国の現代史を批判的に考察しており、数々の賞も受賞しています。

本書は、歴史修正を理解するための重要な一歩であり、今後の学びや議論を促進する一冊になることでしょう。歴史を正しく理解するために、ぜひ手に取ってみてください。