『日本青年会議所版 戦争めし』第4話 配信開始
2025年10月21日(火)の0時を迎え、漫画『日本青年会議所版 戦争めし』の第4話が、電子コミックサイト「ヤンチャンWeb」にて配信がスタートしました。この作品は、公益社団法人日本青年会議所(日本JC)と、株式会社秋田書店、そして漫画家・魚乃目三太先生との共同プロジェクトとして制作されています。様々なエピソードを通じて、戦争の記憶を次の世代へと受け継いでいくことを目的としています。
「京都」からの物語
第4話では「京都」の地域から提供されたエピソードが紹介されています。物語は、日本海軍の輸送船団に配属された隊員の試練と、その際に助けられた“ある2つの食べ物”の重要性について描かれています。戦時下における食事のひとつひとつには、家族や友人との絆が込められており、それらの思い出が戦争の中でどのように生き続けてきたのかを知ることができます。
戦後80年、記憶を風化させないために
2025年は戦後80年という節目の年です。日本JCは、戦争の記憶が薄れていく現代において、各地に埋もれている「戦争の記憶」を掘り起こす「80年前の物語発掘プロジェクト」を推進しています。このプロジェクトでは、全国から戦時中の生活や食にまつわるエピソードが募集され、それらのストーリーが魚乃目先生の手によって漫画として描かれる形で発信されています。第4話は、その中から特に選ばれたひとつのエピソードがOたされた特別編です。
物語の魅力
第4話に描かれている食べ物は、決して豪華なものではないかもしれませんが、それが持つ意味は計り知れません。戦争という過酷な環境の中で、支えられた隊員たちの働きや愛情が、食べ物を介して伝わってきます。忙しい日常を送る現代の私たちにとって、こうした物語は、忘れ去られた歴史を思い出させてくれる貴重なきっかけとなることでしょう。
今後の展開
更に、今回のエピソードが配信される中で、日本JCは新たなストーリーの追加描き下ろしも発表しています。この新ストーリーは、今年8月に実施された「パラオ共和国戦跡フィールドワーク」からインスパイアを受けたものとしています。12月に「ヤンチャンWeb」にて配信予定とのことで、こちらも非常に楽しみです。
戦争の記憶を料理を通じて振り返る『日本青年会議所版 戦争めし』。歴史の教訓を若い世代へと伝える作品として、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。