アニメーターの裏側
2025-03-27 09:34:10

憧れのアニメーターの裏側を描いた衝撃作が登場!

構造的な問題を暴く新刊『憧れのアニメーターになったら超絶ブラックでした』



2025年3月27日、竹書房から発売される新刊『憧れのアニメーターになったら超絶ブラックでした』は、現役アニメーターいとうまりこ氏が描く、過酷なアニメ制作現場の実態を描いた職業エッセイです。本書では、アニメーターとして22年の経験を持つ著者が、自らの体験をもとに、アニメ業界が抱える数々の問題を浮き彫りにしています。

アニメ制作現場の現実



2024年5月28日、国連が発表した調査報告書にて、日本のアニメーション制作現場の過酷な労働条件が指摘されました。著者は、低賃金、長時間労働、そしてクリエータの権利が無視される請負関係など、厳しい環境の中で働いてきました。本書では、いとう氏自身の迫真のエピソードを通じて、アニメーターが直面する現実的な課題を描写します。

衝撃のエピソード



労働環境の悪化が叫ばれる中、アニメ制作の現場ではどのような出来事が繰り広げられているのでしょうか。いとう氏は、実際に経験した衝撃的なエピソードを漫画として描いています。

  • - 16時間働いて2400円: 毎日長時間の拘束が続き、得られる賃金は決して見合ったものではありません。
  • - 徹夜や宿泊作業: 制作が厳しい時期には、泊まり込みが日常茶飯事。
  • - 過酷な眠気対策: 眠気を覚ますためには、なんと鉛筆で太ももを刺すという衝撃的な手法も。さらには、仮眠室での過労死の危険性も含まれています。

これらのエピソードは、ただの一例に過ぎません。アニメ制作に従事する人々がどれほどの苦労を抱えているのか、胸が痛む実態が描かれています。

いとうまりこという人物



著者のいとうまりこ氏は、アニメーターとしての経歴を持ちながら、漫画家としても活動しています。顧客の求めるキャラクターデザインを手がける中、業界の厳しい現実を世に知らしめるために、これまでの経験を漫画にすることを選びました。代表作には『ログ・ホライズン』や『デジモンゴーストゲーム』のキャラクターデザインがあり、その実績は申し分ないものです。

本書の意義



『憧れのアニメーターになったら超絶ブラックでした』は、アニメ業界の内情を知る上での貴重な資料となるだけでなく、これからアニメ業界を目指す人々に対しても現実を伝える重要な一冊です。著者のリアルな描写を通じて、アニメ界に存在するブラックな側面を知ることができるでしょう。

この一冊を手に取ることで、アニメの背後に広がる世界の深淵を覗くことができるかもしれません。希望と憧れを胸に抱いてアニメ業界に飛び込む方々には、ぜひ一読をお勧めしたい作品です。

書籍情報



  • - タイトル: 憧れのアニメーターになったら超絶ブラックでした
  • - 著者: いとうまりこ
  • - 発売日: 2025年3月27日
  • - 価格: ¥1,430
  • - ISBN: 9784801943902

竹書房のウェブサイトでは、さらなる詳細や試し読みも可能です。アニメ制作の裏舞台に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。


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