2025年の運動会トレンド:秋開催と短縮形式が主流に
2025年、アクトインディ株式会社が実施した運動会に関する調査によると、運動会の開催時期や形式が大きく変わりつつあります。特に視点を集めたのは、運動会が「秋」に開催されるケースが増加し、またその形式が短縮されている点です。この調査は、全国の親たちからの生の声をもとにしたもので、今後の運動会の在り方に耳を傾ける重要なデータを提供しています。
秋開催が半数以上
調査によると、運動会が「秋」(9月~11月)に行われる割合は52.1%。春(5月~6月)に開催される学校もあるが、その割合は27.1%です。この変化は熱中症対策や、秋に多くの行事が集中することを避けようとしている判断から生まれたものでしょう。
さらに、このデータは屋外で行われる活動が多い運動会において、天候や温暖化の影響を考えると、理にかなった選択とも言えます。親たちの意識の変化が、運動会の日程選びに影響を与えていることが明らかになりました。
約9割が短縮開催
運動会の開催形式については、75.5%が午前または午後のみの短縮開催を選んでおり、従来の全日開催からの大きなシフトが見て取れます。参加者の負担を軽減し、効率的な運営が求められる中、1日での開催は約1割にとどまりました。また、数日にわたる競技を分けて行うスタイルも増えているようです。
このように運動会が短縮される背景には、特に学校側の負担軽減や児童の健康に対する配慮があることは間違いありません。各学校が創意工夫を凝らし、親や児童も参加しやすいよう尽力している姿勢が反映されています。
家族でのお弁当タイムが消滅?
興味深い結果として、運動会での家族のお弁当タイムがなくなっていることも挙げられます。「運動会のプログラムにお昼を食べる時間がなかった」という回答が59.2%占めており、「家族一緒に食べる時間がなかった」と回答した割合は94.7%に達しました。これにより、家族団らんの時間が廃れ、運動会の形態がますます変化していることが浮き彫りになりました。
今まで運動会と言えば、親が子どもの活躍を見守りながら家族でお弁当を食べる姿が定番でしたが、今や多くの運動会ではその時間すら設けられない状況です。これも、短縮開催が影響していると言えるでしょう。
まとめ
全体を通じて、2025年の運動会は「秋開催」が主流である一方、家庭や個人のニーズに応えた変化が進んでいます。短縮型への移行が進み、昼食のスタイルまで変わることで、運動会の定番様式が風化しつつあることが分かります。安全面や学校の運営に配慮したこれらの新しい運動会のスタイルが、今後も多くの家庭に受け入れられていくのか、さらなる動向が期待されます。
運動会トレンドの詳細は、
いこーよファミリーラボのサイトでも確認できます。