田村亮、故郷・嵐山・嵯峨野を旅する
6月12日(木)放送の「あなたの知らない京都旅〜1200年の物語〜」で、俳優の田村亮が番組初出演を果たしました。この紀行番組では、彼の故郷である嵐山・嵯峨野を巡り、家族との思い出を語る旅の様子が描かれています。田村は、幼少期を過ごした場所の魅力を再発見しながら、視聴者に向けてその土地のグルメや絶景を紹介します。
番組のスタート地点は、彼が幼少期を過ごした渡月橋。この場所は、田村家にとって特別な思い出の地です。彼は「この辺は昔のまんま」と語りながら、自身の実家を訪問し、幼き日の懐かしい記憶が蘇ります。お父さん、阪東妻三郎が子どもたちと遊び回る貴重なプライベート映像も公開され、視聴者は田村家の温かい家庭の様子を垣間見ることができました。
田村は訪れた実家の近所にある嵯峨小学校についても言及。彼は「一番記憶にある」と振り返り、学校の思い出を語ります。当時の風景が心に描かれるようなエピソードが散りばめられており、視聴者は彼の故郷への深い愛情を感じることができます。
名所とグルメを堪能
田村は旅の中で、絶景スポットとして有名な大河内山荘を訪れます。ここでは、父が演じた役と同じように大河内傳次郎の代表作「丹下左膳シリーズ」の写真に見入る一幕もあり、彼の先祖たちとのつながりを感じさせます。このロケーションは、その美しい庭園や文化財として登録された建物によって、来訪者に深い感動を与えます。
また、田村は庶民的なお蕎麦屋さん「河道屋養老」で、自慢の鍋料理を味わいます。創業から100年以上が経つこの店は、地元の人々に愛される味を提供しています。彼は、お蕎麦屋での食事について笑いながらレビューし、視聴者に対してその美味しさを伝えます。
特別な場所・二尊院
旅の最後に訪れたのは、田村家の菩提寺である二尊院。この古刹は、平安時代初期から続く歴史ある寺院です。田村は「ここに来るとほっとしますね」と穏やかな表情で話し、父や兄、そして先祖に手を合わせました。彼が言った「私の原点・故郷は、嵯峨嵐山にあると認識しました」という言葉は、見る者に深い印象を残します。
田村亮の感想と今後の展望
田村自身の言葉で、「紀行番組に出演するのは珍しいので、喜んでいます。ドラマとは違った難しさがありますが、良い体験でした」とコメント。京都への思いを問われると、「京都は私の故郷であり、ここでの生活が私を築いてくれました」と語りました。また、次回の出演時には、木屋町の隠れた名店を紹介したいとも話しており、今後の期待が高まります。
「あなたの知らない京都旅」は、視聴者にとっても新たな発見を提供し、田村亮の思い出の旅を通じて、京都の魅力を再認識させてくれることでしょう。嵐山・嵯峨野の美しさと、家族との絆を大切にする田村の姿勢から、観る人々は心温まる体験が得られるはずです。