絵本『すてきなひみつ』がついに日本語版として登場
2025年9月8日、児童書の出版社・ロクリン社から絵本『すてきなひみつ』が初の日本語訳としてリリースされます。原作はロイス・ホバート、イラストは著名な絵本作家マーサ・アレクサンダーが手がけており、翻訳は田中潤子が担当しました。この作品は、多くの人々に愛される絵本作家の名作を、日本の読者に届けることを目的としているのです。
あらすじとテーマ
『すてきなひみつ』は、「ささやき」と「ひみつ」をテーマに、弟とお姉さんの心温まる対話を描いています。弟が「ささやきってなに?」と素朴な疑問を投げかけ、お姉さんがやさしくその答えを導いていく過程が、非常に親しみやすく仕上げられています。絵本に描かれた愛らしい二人のやりとりは、読者に優しい気持ちをもたらし、静かで穏やかな空気に包まれています。
「ささやきたくなるのは、どんなひみつ?」という問いかけに対する答えは、読者自身も考えさせられる内容で、心に温かい感情を灯してくれることでしょう。親子で一緒に楽しめる一冊となること間違いありません。
マーサ・アレクサンダーの魅力
マーサ・アレクサンダーはその独自のスタイルと温かみのあるイラストで知られており、これまでに数多くの作品を発表しています。日本では『ねえさんといもうと』(1974年)や『ぼくがまもってあげるね』(2010年)など、すでに多くのファンを獲得しています。彼女の作品はしばしば心に響くメッセージを持ち、特に絵本におけるアートの重要性を強調しています。
日本語訳の喜び
翻訳した田中潤子は、音楽を学んだ後、様々な文化施設やイベント制作の現場での経験を経ています。特に絵本に魅了され、児童書の翻訳に専念する中、この作品に携わることができたことを喜んでいます。彼女が描く言葉の世界は、原作の温かさを忠実に伝えつつ、日本の読者にアピールする内容になっています。
今後の展開
この『すてきなひみつ』の発売を記念して、ロクリン社では特別なキャンペーンも行われ、抽選で2名のレビュアーにこの絵本をプレゼントします。この機会に応募し、自らのSNSやブログでの紹介を通じて、広めることが求められています。募集期間は2025年9月10日から9月21日までとなっており、今月中に当選者には本書が送られる予定です。
まとめ
心温まるストーリーと美しいイラストが魅力の『すてきなひみつ』。この絵本を手に取ることにより、親子のコミュニケーションが豊かになることでしょう。ぜひ手に取って、その優しい世界に触れてみてください。