川人綾の個展「綴るひかり」が開催されます
京都 蔦屋書店で、川人綾の個展「綴るひかり」が2025年5月2日(金)から5月26日(月)までの期間に開催されることが決定しました。この展覧会では、川人がこれまで取り組んできた「ズレ」とは何かを、色彩の錯視効果を用いて表現した新しいシリーズ《CUT》を中心に展示します。特に、「ズレ」に着目する彼の作品は、緻密な手作業によって可能になる新しい美しさを探求しており、アートファンの間で高い注目を集めています。
川人綾は、グリッド状の絵画のなかに「制御とズレ」を巧みに織り交ぜるアーティストです。京都での学生時代に日本の伝統的な染織を学び、そこから影響を受けた結果、彼女の作品には手作業ならではの不均衡さや、多様な視点から生まれる美しさが表現されています。彼女の作品は、見る角度や場所によって異なる表情を見せるため、観る者に強い印象を与えます。
なお、この展覧会に合わせて彼女の活動をまとめた作品集が刊行され、エディション作品付きの特別限定版も販売される予定です。作品集には、ポーラ美術館で現在開催中の「カラーズ」展に出展中の作品が含まれ、アート愛好者には必見の内容が詰め込まれています。
展覧会の見どころ
課題定義の重要性を認識する川人は、神経科学者である父の影響も受け、視覚における「ズレ」を主題とした作品を発表しています。視覚の錯覚を利用することで、持っている色同士の関係性や、作品の奥深さをさらに引き立てています。彼女が描く格子状の鮮やかなグラデーションは、観者に常に新しい体験を提供し、まるで会話をしているかのような感覚にさせてくれます。
さらに、5月3日(土)には、ポーラ美術館の主任学芸員・内呂博之氏を迎えたトークイベントが予定されています。このセッションでは、川人の作品の背景やアートの表現方法について深く掘り下げる機会となるでしょう。
作品販売について
展覧会期間中、川人綾の作品は抽選販売されます。5月2日(金)から11日(日)までエントリーを受け付け、12日(月)からは通常販売が開始されます。ただし、プレセールスの状況によっては販売が早期に終了する可能性もありますので、興味のある方は早めの行動をおすすめします。
トークセッション情報
日程は5月3日、会場は京都 蔦屋書店のエキシビションスペースで、参加は無料となっています。川人綾と内呂博之の対話を聞く貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。
まとめ
川人綾の個展「綴るひかり」は、彼女の独特の視点や技術が融合した貴重なアートイベントです。アートを通じて新しい美しさを発見したい方は、ぜひ京都 蔦屋書店に訪れ、川人の作品に触れてみてはいかがでしょうか。入場は無料ですので、多くのアートファンや興味のある方々のご来場をお待ちしています。