東京美術紙工協業組合がWEBサイトを一新
東京美術紙工協業組合では、設立以来50年にわたり、ハードカバーやソフトカバーの書籍製本を手掛け、それぞれの時代やニーズに応じた快適な読書体験の実現に努めてきました。この度、2025年に向けて、WEBサイトを全面的にリニューアルしました。この更新は、製本に関心を持つ一般のユーザーにもわかりやすく、親しみやすい形でその業容を伝えることを目的としています。
コーポレートサイトの新設計
新しいコーポレートサイトは、業界向けだけでなく一般の方にも理解しやすく再構成されています。特に、過去のサイトでは、要素が混在し情報がわかりにくいという指摘を受けていました。そこで、今回のリニューアルでは、訪問者が迷子にならずに目的の情報にアクセスできるよう、情報の整理を徹底しました。一般ユーザーが興味を持った商品が何かを一目で理解できるような工夫もなされています。
コーポレートサイト
ECサイトの直感的アプローチ
また、一般ユーザー向けの商材・サービス販売を行うECサイト「bookstandga.com」もリニューアルされ、トップページでは製本の楽しさが直感的に伝わるよう工夫されています。このサイトでは、昨年開催の文具女子博2024に初出店し好評を博したSDGsアイテム「スピンチャーム🄬」や人気の「製本キット」をはじめとした製品が紹介されています。これに加えて、書籍関連業界や図書館向けの新サービス、「一日製本職人」なども新たに受け付けています。
ECサイト
環境に配慮した商品開発
東京美術紙工協業組合では、製本技術を駆使した商品開発が活発に進められています。特に「製本キットKURUMI」をはじめとする製本キットシリーズは、一般消費者向けの商品として人気です。ここに新たな価値観を付加し、廃棄されるはずだった表紙厚紙を有効活用する「スピンチャーム🄬」なども展開されています。さらに、特許技術として「かくれん本」や「フラットブック」などの開発も行なっています。
DXへの取り組み
このサイトリニューアルは、東京都からも評価されています。東京都中小企業団体中央会のサポートを受け、デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクトの一環として、DXの取り組みを進めています。製本研修「一日製本職人」のオンライン化など、動画コンテンツの制作にも挑戦しているため、全国の人々に製本の魅力を広めるチャンスが増えました。
結論
東京美術紙工協業組合の新しいWEBサイトは、製本の楽しさを感じられる絶好の場所となることでしょう。特に本好きや製本に興味を持つ人々にとって、魅力的な商品やサービスが満載です。これからもより多くの人々と本の楽しさを共有できることを願っています。