新刊『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 吉凶通り3』がついに登場
2023年4月9日、株式会社偕成社より、人気児童書シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の新シリーズ最新刊『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 吉凶通り3』が発売されました。
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」とは?
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」は、廣嶋玲子の作とjyajyaのイラストによる児童書シリーズです。初版は2013年5月で、現在では国内で480万部、全世界で1,100万部を超える大ヒットとなっています。2020年にはアニメ映画化、NHK Eテレでのテレビアニメ化も成し遂げられ、2022年には「第3回小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」で第1巻が第1位に選ばれるなど、小学生の間で絶大な人気を誇ります。
シリーズは、第1シーズン(初~11巻)、第2シーズン(12~20巻)を経て、2024年4月には21巻が発売予定です。新シリーズは『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 吉凶通り1』からスタートし、今回は新たなキャラクターが加わっています。
銭天堂の物語の魅力
「銭天堂」は、運に恵まれた人だけが訪れることのできる不思議な駄菓子屋です。店主の紅子が勧める駄菓子は、その人の個々の悩みにベストマッチ。しかし、食べ方を間違えると、その効果は逆転してしまいます。幸福をもたらすか、不幸を招くかは、お客さん自身の判断に委ねられています。
新シリーズ『吉凶通り3』のあらすじ
最新作『吉凶通り3』では、新たに開店した「善福書店」の店主、二ツ頭善二の物語が描かれています。善心の持ち主である善二は、客の幸せを願い善い本を売ることに情熱を燃やしていますが、周囲の状況により徐々に自信を失っていきます。
一方、銭天堂では紅子が謎の小包を開けてしまい、前代未聞の事態に陥ってしまいます。この小包の背後には、善二の双子の兄、呪詛屋の禍一の仕業が関わっているのではないかという疑念が芽生えます。善二は罪の意識に駆られ、自己を犠牲にして善福書店を閉め、紅子に代わって臨時店主になる決意をします。
魅力的な特典と著者情報
新刊発売を記念して、特典として「怪盗ロールパン」のキラキラ駄菓子カードも封入されています。これは『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 2』で登場した駄菓子の改良版です。
著者の廣嶋玲子は、神奈川県出身で多くの児童書を手掛けています。jyajyaは福岡県出身のイラストレーターで、絵本を中心に活躍中です。
この『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 吉凶通り3』は、思わず引き込まれる物語と魅力的なイラストが詰まった一冊です。読者の皆さんは、紅子と善二と共に新たな冒険の世界へと足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?