発酵文化書籍発表
2026-06-12 14:33:16

日本の発酵文化を伝える本、『教養としての発酵』台湾版が発売決定

日本の発酵文化を台湾に届ける



2026年5月13日、日本の発酵文化を紹介する書籍『ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵』が繁体字中国語版として台湾で出版されることが決まりました。本書は、愛知県豊橋市に本社を置く株式会社糀屋三左衛門の当主、村井裕一郎氏が著したもので、台湾の出版社である日出からのリリースとなります。日本の発酵文化への関心が高まる今、どのようにこの書籍が台湾の人々に届くのでしょうか。

台湾市場の成熟と発酵文化



近年、台湾では日本食が人気を集めており、特に発酵食品への注目が高まっています。2024年には、台湾が日本の農林水産物・食品の輸出先として中国を抜いて第3位に浮上する見込みです。また、毎年台湾から日本を訪れる観光客は約600万人に達し、彼らは日本の食文化に強い興味を持っていることが分かります。このような背景から、台湾市場における日本の発酵食品への関心は非常に高まっています。

村井氏は「台湾でも発酵文化が共通する要素が多い」と語り、日本の麹や発酵技術を現地の言語で通じる形で伝えられることに喜びを感じています。この書籍の出版は、発酵についての知識を広めるチャンスを生み出すことで、台日間の文化交流を深める一助になると期待されています。

書籍の詳細



本書『向發酵學習:從餐桌美味到永續未來,認識推動文明的微小夥伴』は、232ページにわたり発酵の基礎知識から文化、さらには持続可能性の観点まで多岐にわたる内容を盛り込んでいます。著者は村井裕一郎氏、翻訳は邱香凝氏が手掛けています。本書の価格は480台湾元で、ISBNは9786267852675です。書籍のサイズは14.8cm × 21cmのペーパーバック形式です。

村井裕一郎のプロフィール



村井裕一郎氏は、株式会社糀屋三左衛門の第29代当主であり、また株式会社ビオックの代表取締役社長も務めています。愛知県豊橋市出身で、慶應義塾大学を卒業後、サンダーバードグローバル経営大学院でMBAを取得。600年の歴史を持つ家業を継ぎ、発酵と麹を中心にさまざまな分野に活動を広げています。

「Kojinomy」という発酵を学問として捉える視点を提唱し、2023年からは日本醸造協会の理事も務めています。これまでの活動を通じて、発酵文化がもっと広く知られ、理解されることを目指しています。

株式会社糀屋三左衛門の取り組み



株式会社糀屋三左衛門は、室町時代から600年の歴史を持つ種麹メーカーです。国内外で3,000社以上の醸造メーカーに種麹を供給し、日本独自の麹文化を継承するために新しい視点でのデザイン経営を取り入れています。また、「KOJI THE KITCHEN」という新規事業を立ち上げ、麹の魅力を体験できるイベントを実施しています。

結論



村井氏の著書の繁体字版出版は、台湾における日本の発酵文化をさらに広める重要な一歩です。台湾市場は日本の発酵食品に対して大きな関心を持っているため、今後の展開から目が離せません。この書籍が台湾の読者にどのように受け入れられるのか、非常に楽しみです。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 発酵 村井裕一郎 糀屋三左衛門

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。