共に創り出す復興の音楽祭『つながる心つながる力』が2026年に開催決定

共に創り出す復興の音楽祭が2026年に開催

音楽の力で人々の心をつなぎ、復興の願いを届けるコンサート『つながる心つながる力みんなでつくる復興コンサート2026』の開催が決定しました。このイベントは、2011年の東日本大震災以降、仙台フィルハーモニー管弦楽団が地元のコミュニティを支えるために行ってきた活動の集大成ともいえるものです。

2012年に始まった本コンサートは、毎年多くの人々からの応援を受けて、今年で15回目を迎えます。テーマは「音楽の力による心の復興」。特設サイト（http://minnadetsukuru.com）を設け、参加者からイベントのテーマや演奏曲、ゲストのアイディアを募集中です。これにより、コンサートを「みんなで共に作り上げる」という理念に基づき、様々な声が反映されたプログラムが実現します。

コンサートの軌跡

本コンサートは、一回目から現在に至るまで多くのアーティストとの共演を重ね、様々なテーマを持って開催されてきました。最初の年、世界中のトロンボーン奏者によるチャリティープロジェクトを起源とした「A Song For Japan」が初演され、多くの人々に感動を与えました。

- 第2回: 青森県八戸市出身の松井慶太さんが指揮を務め、岩手県出身の臼澤みさきさんをゲストに迎え、東北のアーティストたちが一堂に会しました。
- 第3回: 海上自衛隊東京音楽隊の三宅由佳莉さんとの共演は、人々に希望の光を与えました。
- 第4回から第14回: ピアニストの岩村力、ミュージカル界の井上芳雄、歌手の森山良子など、数々の名だたるアーティストが参加し、その都度多彩なプログラムが展開されました。

2026年の取り組み

2026年のコンサートは、3月7日に宮城県名取市の文化会館で開催されます。主催はTBSラジオとtbc東北放送、特別協賛はロジスティード株式会社です。参加者の皆さんには、演奏したい楽曲やゲスト、指揮者への提案を特設サイトを通じてお寄せいただき、共にこのイベントを創造することが求められています。

仙台フィルは、2023年度に創立50周年を迎え、地元に根ざした音楽活動を展開しています。定期演奏会や特別企画への参加を通じて、音楽の力で復興支援の一翼を担っています。震災の記憶を忘れず、未来へ向けた希望を育むイベントとなることでしょう。