幼稚園・保育園での支援に役立つ新刊が発売
3月18日、株式会社ナツメ社から『幼稚園・保育園・こども園で使える 気になる子の育ちを支える 個別の指導計画サポートブック』が発売されました。この書籍は特に発達障害やグレーゾーン、家庭の事情や海外ルーツを持つ子どもたちへの個別の指導を実施するための計画作成をサポートします。
子どもの育ちを支えるために
園での指導計画は、現在の子どもの姿を深く理解し、適切な支援を行うためのベースとなります。すでにこの計画を実施している保育者たちからは、次のような声が寄せられています。
- - 目の前の子どもを整理し、理解が深まった。
- - 保育者としての視点が広がり、子どもとの距離が縮まった気がする。
- -さまざまな指導方法を学び、保育の楽しさが増した。
このように、計画を作成することによって得られる利点は多く、保育者自身の成長にもつながるようです。しかし、全国の幼稚園調査によれば、実際に個別指導計画を作成している園は約6割にとどまっています。今後、より多くの園で導入が進むことが期待されます。
苦手な人も安心!ステップバイステップ
本書の特徴は、まずは気楽に1ステップずつ取り組める内容で構成されていることです。事例を参考にしながら、自分なりの計画を作り上げることができます。特に漫画で表現された作成の手順は、わかりやすく初心者にも親しみやすいのがポイント。書式もシンプルで、個別指導内容に応じた具体的なものと2パターンが用意されています。
また、実際の現場での事例を多数収録しているため、まずは見本を真似することで、その後の計画に役立てやすくなっています。子ども理解や指導方法についての新しい気づきを得やすい構成となっています。
本書の目次と著者について
本書の内容は以下のように章立てされています。
1. 個別の指導計画とは
2. はじめて書いてみる個別の指導計画
3. 多様な子どもに対応した個別の指導計画
4. 様々な個別の指導計画実例
著者には、武蔵野短期大学客員教授の酒井幸子さんと臨床発達心理士の中野圭子さんが名を連ねています。彼女たちは保育および心理の専門家として、実践を通じた深い理解を基にこの書籍をまとめています。
書籍情報
- - タイトル: 幼稚園・保育園・こども園で使える 気になる子の育ちを支える 個別の指導計画サポートブック
- - 著者: 酒井幸子(さかいさちこ)・中野圭子(なかのけいこ)
- - 出版社: ナツメ社
- - 定価: 1,870円(税込)
- - ページ数: 128ページ
- - 購入リンク: Amazon
この機会に、より多様な子どもたちへの支援を深めるためにぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。きっと、新たな発見や学びが得られるはずです。