元「楽器を持たないパンクバンド」BiSHのメンバーで、現在は音楽と演技でマルチに活躍するセントチヒロ・チッチさんが、初の写真集『セントチヒロ・チッチ写真集千尋』を9月19日に発売します。アーティスト名と本名を冠したタイトルを持つこの写真集は、彼女の多彩な顔を網羅する内容で、特に注目を集めています。
撮影の舞台は、ベトナムのホーチミン。アジアの独特のエネルギーと、ヨーロッパ調の美しい建物が共存するこの地で、様々なシーンが展開されました。写真集は「セントチヒロ・チッチ」と「加藤千尋」という二つの異なる側面を表現することをテーマに制作されており、アーティストとしてのセントチヒロ・チッチを強調したエレガントで個性的な衣装から、俳優としての加藤千尋のナチュラルな魅力が引き出されるシンプルな日常着まで、多岐にわたるスタイルが収録されています。
特に印象的なポイントは、表情や衣装、ロケーションによる強烈なコントラストです。非日常的な衣装を身にまとい、強い眼差しでカメラを見つめる姿と、ラフなTシャツ姿で無邪気に笑顔を見せるシーンが交互に展開され、彼女の持つ二面性が全開に。撮影にはフォトグラファーの大辻隆広さん、スタイリストの二宮ちえさん、ヘアメイクのクジメグミさん(L&Co.)が携わり、細部までこだわった表現が実現しました。
衣装は全17種類にも及び、アーティスティックなものからシンプルなランジェリーまで多彩なコーディネートが続きます。特に、透明感あふれる素肌を見せるランジェリーショットは、彼女の自然体を大切にした一枚。美しい建物をバックにしたアートな表現と、プライベート感溢れるシーンを見事にブレンドした写真集は、まるで彼女との旅を共にしているかのような親近感を持たせます。
さらに、ホーチミンの実際の市場や食事シーン、空港でのリラックスした様子など、当初の撮影計画にはなかったリアルな日常も収められています。これにより、作品全体がますます身近に感じられる仕上がりに。クールでありながら、可愛らしさも併せ持つ、今のセントチヒロ・チッチがどういった人物かをより深く知ることができるシリーズとなっています。
この写真集の発売を記念して、東京と大阪でお渡し会イベントも計画されています。東京では9月23日、大阪では9月28日に開催予定。詳細な情報は講談社の公式SNSやウェブサイトでお知らせされるということなので、ぜひチェックしてみてください。
セントチヒロ・チッチさんは東京都出身で、2015年からBiSHとして活動。2023年にはグループが解散し、「加藤千尋」としての俳優活動や、ソロ音楽プロジェクト「CENT」も展開中です。彼女の公式サイトなどで最新情報を追いかけるとともに、この素晴らしい写真集にもぜひ注目してみましょう。彼女の二面性を存分に楽しめる一冊を、お見逃しなく!