立命館大学が発信する新時代のデザイン学の全貌と可能性を探る
2026年の春、立命館大学デザイン・アート学部から新しい学術シリーズ「RDA叢書」が登場します。第1弾となる書籍『デザイン学の再構築へ』は、大学と株式会社コンセントの共同制作により、デザインの未来を探求します。この書籍は、デザインの新しい視点を提供することを目的としており、全256ページにわたり、さまざまな専門分野の教授陣による対話が展開されています。
新時代のデザイン学を拓く試み
「RDA叢書」の創刊は、立命館大学デザイン・アート学部が新設されることに伴うもので、編集委員には副学部長の八重樫文氏、教授の上平崇仁氏、そしてコンセントの吉田知哉が名を連ねています。この叢書は、デザインとアートの新たな知識と感性を社会に発信し、実践的な成果を広めることを目指しています。
実際、本書には異なる専門領域の研究者やアーティストとの11本の対話セッションが盛り込まれており、現代アート、建築、伝統文化など多岐にわたるテーマが扱われます。例えば、SNSのアルゴリズムが人間の行動にどのように影響を与えているかや、身体芸術が示す人間身体の新たな可能性についての議論が交わされます。
収録された対話のハイライト
この書籍は、クリエイティブな思考を育むための「対話」を重視しており、各セッションは専門家たちが互いに教え合う形式を取っています。アートとAIの交差点で語られる創造性の未来や、地域文化の活性化に向けたデザインの役割など、他とは違った視点を提供してくれるのです。これにより、デザインが単なる視覚的要素に留まらず、社会における様々な側面に影響を与える重要な学問であることが再確認されます。
教育と対話の重要性
八重樫氏によれば、デザインの専門性や思考方法が失われつつある現在の状況に対し、対話を通じて新たな視点を持つことが求められています。本書は、多くの人々が受け入れやすいようにデザイン学を実践的に学ぶ場を提供します。個々の専門性を持つ参加者同士の対話から生まれる思考のズレや誤解を乗り越えることで、より深い理解が得られるのです。
本書の特徴と今後の展望
本書は、単なる教科書ではなく、実社会でのデザインの重要性を伝えるためのものでもあります。デザイン教室にとどまらず、社会をいかにデザインの観点から捉えるかという視点を提供しています。読者は、本書を通じて、デザイン学の様々な視点や課題に触れることで、自らの思考の枠組みを更新する機会を得られることでしょう。
このように、立命館大学デザイン・アート学部から発信される『デザイン学の再構築へ』は、我々に新しい視点とアイディアをもたらし、デザインの未来において重要な役割を果たすことが期待されています。
書誌情報
- - 書名: RDA叢書 デザイン学の再構築へ
- - 編集: 立命館大学 デザイン・アート学部
- - 発行: 株式会社コンセント
- - 発売日: 2026年4月4日(土)
- - 仕様: A5判、256ページ
- - 定価: 税込2,970円
この一冊を手に取り、デザインの新たな地平を一緒に探求していきましょう。