店舗運営省力化ソリューション「ほんたす」発表
日本出版販売株式会社(以下、日販)は、書店の運営を効率化するための新しいソリューション「ほんたす」を、2025年5月14日(水)より販売開始することを発表しました。この「ほんたす」は、店舗に求められる多様なニーズに応じて、カスタマイズ可能なメニューを用意することで、店舗経営を支援しようというものです。
「ほんたす」とは?
「ほんたす」は、特に近年、全国的に書店の数が減少し、リアルな本との接点が失われつつある問題を解決するために開発された店舗運営省力化ソリューションです。このプログラムは、無人化や有人運営スタイルのハイブリッド化を促進し、コストを削減しつつ、売上の向上を目指します。
具体的には、以下のようなシステムやサービスがメニュー化されます。
- - 入店管理システム
- - 無人接客ツール
- - 遠隔接客サービス
- - 警備・設備制御
これにより、店舗は完全無人化、有人と無人のハイブリッド化、有人運営の省人化、さらには24時間営業化など、運営手法を自由に選ぶことができるようになります。これまで固定的だったシステムから、個々の店舗の運営スタイルや予算に応じた柔軟な運用が可能になるのです。
開発背景と目的
書店業界は多くの課題を抱えており、特に人件費の高騰や後継者不足が深刻な問題として挙げられます。この現状に対抗するために、日販は2023年9月に完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」をオープンしました。これによって得たノウハウを活かし、有人運営と無人運営を併用できる省力化ソリューションを開発しました。
初の導入店舗として2024年9月には「あゆみBOOKS杉並店 supported by ほんたす」をオープンし、さらに2025年1月には「TSUTAYA 流山店」にも導入予定です。この取り組みは、書店経営の持続可能性を向上させる一助となります。また、他の小売業種にも同様の提案を進めることで、幅広い業界の運営効率化にも貢献可能です。
今後の展望
日販の「ほんたす」は、今後もメニューの拡充を予定しており、店舗ごとのニーズにより一層応えることができるように進化していきます。従来の書店モデルにとらわれない柔軟な運営が可能になることで、地域に密着した書店が生き残るための新たな道を切り拓くことが期待されています。
この新しいサービスがどのように書店経営に影響を与えるのか目が離せません。
お問い合わせ
本件についての詳細は、日本出版販売株式会社のマーケティング統括本部開発チームまでお問合せください。
- - 担当: 南、常田
- - 電話: 03-6316-2115
- - Eメール: hontasu_info@nippan.co.jp