『存在証明』上演
2025-09-01 16:06:48

新作舞台『存在証明』、長田育恵と眞鍋卓嗣の才能が交錯する一作

新作舞台『存在証明』の魅力に迫る



2025年11月、東京都のシアタートラムで劇団俳優座が主催する新作本公演『存在証明』が上演される。期間は11月8日(土)から11月15日(土)までの約一週間で、チケットは現在、カンフェティを通じて購入可能だ。注目すべきは、脚本を手掛けるのは長田育恵氏、演出は眞鍋卓嗣氏という、演劇界の実力派コンビによる珠玉のタッグである。

物語の背景



この作品は、混乱の時代を生きる数学者たちの姿を描く。第一次世界大戦と第二次世界大戦という歴史的背景を元に、天才数学者ハーディとリトルウッドが、「リーマン予想」という数学界の難題に挑戦するストーリーだ。彼らは数式の中に普遍的な真理を見出そうと試みるが、その理想は戦争によって引き裂かれてしまう。

物語は、時が経った1977年に進み、リトルウッドの娘アンが登場する。ある少女が語った謎の数字をきっかけに、彼女は父たちの過去に触れ、その記憶を辿る旅に出る。このように、時空を超える思索に満ちた物語は「真理」を追求した者たちの足跡と、その影響を浮き彫りにしている。

スタッフの才能



長田育恵氏は、2023年にNHKの『らんまん』の脚本を担当し、多くの話題を呼んだ。過去には芸術選奨新人賞など数々の受賞歴を持つ実力者だ。一方、眞鍋卓嗣氏も読売演劇大賞を4回受賞しており、特に『閻魔の王宮』での悲劇喜劇賞受賞は大きな注目を集めた。二人の才能が組み合わさることで、本作『存在証明』はどのような化学反応を見せるのか、内容を心待ちにしたい。

公演スケジュールとチケット情報



『存在証明』の公演は多彩なイベントのスケジュールも組まれている。11月9日(日)および10日(月)にはアフタートークが、11月11日(火)はプレトーク、さらに12日(水)にはバックステージイベントも開催される。観客と即座に対話できる機会が設けられているのは、演劇ファンには嬉しいポイントだ。

チケットは一般5,500円、シニア(65歳以上)5,000円、学生3,500円、夜割引も用意されている。特に、ハンディキャップやグループ予約にはさらに割引が適用され、全ての人々が気軽に楽しむことができるよう配慮された料金設定がされているのも嬉しい。

公式情報



劇団俳優座の公式サイトにて、詳しい公演内容や観賞サポートの予約情報が案内されている。特に気になる方は、ぜひ公式ホームページをチェックしてほしい。そのページには、チケット購入の流れやカンフェティ会員特典などの情報も掲載されている。

新たな舞台『存在証明』は、観客にとって思索を促す、普遍的なテーマに挑む作品となる。数学という冷徹な学問を通じて、生命の深遠な真理に迫る本作は、観る者に何を感じさせるのか、205年秋の新作公演が待ち遠しい。


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