モントルー・ジャズ初日
2025-12-16 15:48:28

日本版モントルー・ジャズフェスティバル2025が華々しい初日を迎える

公演初日が盛況にスタートしたMONTREUX JAZZ FESTIVAL JAPAN 2025



2025年12月5日から7日まで、名門ジャズイベント「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン」(MJFJ 2025)が開催されました。このフェスは1967年からスイスで行われているモントルー・ジャズ・フェスティバルの精神を受け継ぎ、日本で初めての大規模なジャズフェスティバルとして注目されています。

初日のテーマは“An Opening Night”。東京・南青山の円形ホール「BAROOM」で行われたこの特別な夜は、アーティストたちの多彩なパフォーマンスで盛り上がりました。トップバッターを飾ったのは、スイス・ジュネーヴ出身のオルタナティブバンド「L'Osmose」。彼らは、直近のラジデンシー出演時に観客賞を受賞した新星です。

彼らは2020年に結成され、ヨーロッパ各地で成功裏にツアーを重ねてきた6人組。ステージでは、昨年リリースしたデビューアルバム『Maggiore 800』や新作『First Dog』の楽曲を披露し、観客を魅了しました。1曲目の「IN PARADISE」から、メンバーの躍動感あふれる演奏で会場の空気が一変、自らの個性を存分に表現しました。

続いて、シンガーソングライターの「さかいゆう」が登場。彼はその独自の音楽スタイルと圧倒的な存在感で、多くのファンを魅了しています。さかいの初っ端のスキャットに、場内が静まり返る中、彼は力強いピアノ伴奏でプレイを開始。「桜の闇のシナトラ」で観客の心をつかみ、メジャーデビュー曲「ストーリー」や「SHIBUYA NIGHT」を一気に放ったことで、彼のクレッシェンドな演奏が再び会場を熱気で包み込みました。

さかいゆうのパフォーマンスでも特に注目を集めたのは、アメリカの人気アーティスト「ディアンジェロ」のメドレーです。今年の10月に他界した彼に対し、さかいは深い敬意を表しながら「Africa」「Spanish Joint」などを歌い上げました。彼の楽曲「君と僕の挽歌」にも、その彼へのメモリアルの気持ちが込められていました。

アンコールでは、さかいが故郷である高知県の民謡「よさこい鳴子踊り」で会場を一体化させ、最後の楽曲「アンパンマンのマーチ」で大歓声が巻き起こりました。その圧倒的なパフォーマンスに対して、観客は惜しみない拍手を送っています。

MJFJ 2025は、L'Osmoseとさかいゆうの魅力的なパフォーマンスで、素晴らしいスタートを切ることができました。今後の展開にも期待が高まります。

セットリスト


L'Osmose


1. IN PARADISE
2. GIVE UP
3. BAGARRE
4. TOUCH
5. MINORE
6. 400

さかいゆう


1. 桜の闇のシナトラ
2. ストーリー
3. SHIBUYA NIGHT
4. Midnight U...
5. Get it together 〜 SPARKLE
6. 【Medley】D'Angelo
7. 君と僕の挽歌
8. よさこい鳴子踊り
9. アンパンマンのマーチ

公演情報


  • - 公演名: MONTREUX JAZZ FESTIVAL JAPAN 2025
  • - 開催日: 2025年12月7日(日)
  • - 会場: ぴあアリーナMM
  • - 出演者: ハービー・ハンコック, ペルソナ5スペシャル・ビッグバンドなど
  • - 主催: MJFJ実行委員会

2025年のMJFJでは、さらなるアーティストたちによる素晴らしい音楽が楽しめること請け合いです。次回もぜひともお見逃しなく!


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