本格ミステリの新星、真門浩平が織りなす短編集
本格ミステリ界で注目を集める新鋭作家、
真門浩平(まもん・こうへい)氏の最新短編集『
終着駅で待ち合わせ』が、東京創元社のレーベル《ミステリ・フロンティア》より7月30日に刊行されました。この作品は、作家としての成長と独自の視点が光る一冊であり、すでに多くの読者や評論家から高い評価を得ています。
装画と装幀
本書の装画は
植田たてり氏、装幀は
ワンダーワークスが手掛けており、魅力的なビジュアルが作品の内容をさらに引き立てています。
短編集の内容
短編集には、全5編が収録されていますが、中でも特に話題になっているのは「夢落ち」という作品です。その内容は、仕事のストレスから過食に悩む女性・大野由佳が、同級生から紹介された男性・向井の教えを受け明晰夢を操作するというもので、由佳は夢の中で思い切り食べることで現実の食欲を抑えようとします。しかし、物語は驚愕の展開を迎え、向井の教え子たちが集まったコテージで発生した殺人事件へとつながります。
由佳が夢の中で目にした本には、犯人の名前が書かれており、日常から思いもよらぬ結末へと進むストーリーは必見です。
評価・賛辞
「夢落ち」は、雑誌掲載時から多くの賛辞を寄せられており、作家の
大山誠一郎氏や評論家の
千街晶之氏などからも高い評価を受けてきました。大山氏は「設定を活かし切った傑作」と称賛し、千街氏も「ミステリとして完成度が高い着地を迎える」と述べています。このように、多方面から絶賛されている作品は、今年発表された本格ミステリの中でも特に注目されています。
新鋭作家・真門浩平のプロフィール
真門浩平さんは、1999年生まれのZ世代。アメリカで生まれ育ち、東京大学大学院で修士課程を修了しています。2022年には「ルナティック・レトリーバー」で第19回ミステリーズ!新人賞を受賞し、その後も多くの作品を発表しています。特に、大胆なトリックと繊細な心理描写がこの若き作家の持ち味であり、今後の活躍がますます期待されています。
書誌情報
- - 書名: 終着駅で待ち合わせ
- - 著者: 真門浩平
- - 判型: 四六判仮フランス装
- - ページ数: 220ページ
- - 初版日: 2026年7月31日
- - ISBN: 978-4-488-02031-6
- - Cコード: C0093
まとめ
本格ミステリの新星・真門浩平氏が贈る短編集『終着駅で待ち合わせ』は、その独特な設定と緻密なストーリーで読者を魅了します。新世代の作家として今後も目が離せない存在であり、ぜひ皆さんにも手に取っていただきたい作品です。