障がい児と音楽
2025-09-18 11:36:08

音楽で心を開く!障がい児のためのピアノレッスンの新たな形

音楽で心を開く!障がい児のためのピアノレッスンの新たな形



近年、義務教育を受ける児童生徒数が減少する一方で、特別支援教育を受けている子どもたちの数は急増しています。この現状を受け、多くの保護者は「普通の子と同じように習い事をさせてあげたい」と願いながらも、実際には受け入れ先が不足しているのが現状です。特に、障がいのある子どもたちが「ピアノを習いたい」と思ったとき、その気持ちを叶える場が限られているため、断られてしまうことが多いのです。

そうした背景の中、音楽教育の重要性を強く訴え、育成支援にも力を入れているのが「Ami.porte(アミポルテ)」です。「音楽はボーダレス」という理念のもと、同社では下関、茨城、宮城などの地域で障がいのあるお子さまへのピアノレッスンを提供しています。

音楽で繋がる心



Ami.porteのレッスンでは、ただ音楽を教えるのではなく、子どもたちの可能性を引き出すことを最も大切にしています。その結果、様々な事例が生まれています。一例を挙げると、6歳のSちゃん(仮名)は初めてのグループレッスンで最初は他の子どもたちとの関わりを避けていました。しかし、音楽が始まると自然とリズムに合わせ、友達から「一緒にやろう」と声がかかると、彼女も少しずつ輪に加わり始めたのです。この瞬間、お母様は涙を流し、「こんなふうに他の子と関わる姿を見たのは初めて」と感激の声をあげました。

また、8歳のAくん(仮名)も印象的な体験をしています。初めて訪れた時は、ピアノに対する不安を抱えていましたが、明るいメロディに引かれて次第に鍵盤へ手を伸ばしました。彼が笑顔で音を楽しんでいる姿は、母親にとっても驚きと喜びの瞬間だったのです。「他の教室では難しいと言われていたのに、ここではこんなに笑顔で弾けるなんて」という感想は、まさにAmi.porteの活動の意義を物語っています。

親も安心!レッスンの新しい形



Ami.porteのレッスンは「子どもは子どもの時間、親は親の時間」というスタイルで設計されています。これにより、普段は常に付き添わなければならないため疲弊している親御さんも、レッスン中は安心して子どもをお任せできるのです。この時間が、双方にとっての休息となり、また小さな「できた!」を重ねることで、子どもの自信を育んでいくのです。

Ami.porteの代表、神野由香さんは「音楽の前に、境界線はいりません。どんなお子さんにも“できる”瞬間があります。その扉を開き続けることが私たちの使命です」と力強く語ります。この取り組みは、教育や子育て、福祉に関心のある家庭や地域社会に新たな学びともなる活動の形として重要な役割を果たすことが期待されています。

まとめ



音楽による心の繋がりや成長を実感できるAmi.porteの取り組みは、障がい児の新しい挑戦の場を広げています。このような活動が広がることで、すべての子どもたちが平等に音楽を楽しむことができる社会が実現することを願っています。お子さまとともに音楽の世界を訪れてみるのはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: アミポルテ 障がい児 ピアノレッスン

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。